詩: 韓流ラブコメの始まり
掲載日:2026/02/26
朝のエレベーター
閉まりかけの扉に
彼の腕がすべり込み ギリセーフ
「また会いましたね」
と言いながら
彼のマフラーが
私のブローチに絡まって取れません
必死に外そうとして
さらに絡まります
「ちょっと待って…動かないで…」
そう言った瞬間
エレベーターが急に止まります
非常ベルを押そうとした彼の手が
なぜか私の手に重なり
二人とも固まってしまいます
沈黙の中
彼のお腹が盛大に鳴り響き
私はつい吹き出してしまいます
「朝ごはん抜いたんです」
照れた彼の横顔が眩しい
今日の始まりです




