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【完結】助けた女の子が実は皇子だなんて誰が思いますか?!  作者: 慧依琉:えいる


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第91話:とうとうやらかしたルル…王宮から追放へ!



そのまま夜が過ぎ、朝も緩やかに過ぎ、昼過ぎにようやくルシアンがララの部屋を訪れることになった。先に知らせが来て、ルルはバレてはいけないと思ってルシアンを王宮の庭園へと待ち合わせ場所に指定した。


少し先に行ってガゼボで座って待っていた。


〝もうすぐ、あの嫌なファモアーゼ侯爵…いえ、ルシアンがやってくるのね。あいつの存在は嫌だけど、今の状況だと唯一将来性がある人物だから我慢しなくちゃ。さあ、早く来て私をララと認めて!〟


そう思いながらルシアンを待つルル。



「お待たせ、ララ。」


そう言ってルシアンは現れた。


その声に振り向くルル。ルシアンを見て驚いた。〝この男、こんなに美形だった?〟



「はは、どうしたの?ララ。久しぶり過ぎて声が出ない?」


「あ…、いえ。そんなことは…。」


ルルは普段ララがどんな風に接しているのか不安があったので言葉は短めに言うことにした。


ルシアンはそんなララを見てどこか違和感を覚えた。そしてララの両手を手に取り


「どうした?いつものララらしくないよ?体調でも悪い?」


と、ララに顔を近づけて言った。


「いえ…、大丈夫です。心配しないで?」と言ったララに強烈な違和感を覚えた。


「……………。」


「あの…?」


「君はララじゃないね。だとしたらルル殿か?」


「……………‼」ルルは驚いた。たったこれだけのやり取りでどうしてララじゃないと見破る事ができたのかと…。


「え、嫌ですわ。」


「いいや、ハッキリした。君はルル殿だ。」


ルルは焦った。本当に確信しているんだ!と…。



「流石ですね。第二皇子殿下。その通り、ルルですわ。私達を見分けることが出来るか、ちょっと試してみたのです。」


「君って人は……………!」


「良かったらララなんてやめて私にしません?私の方が洗練されていますもの。」


そう言い放つルルに更に嫌悪感を抱くルシアン。



「君にはホント、呆れたよ。幼馴染であり、親友のダンテの婚約者だからと大目に見ていたが、君はそのダンテを裏切るような行為を僕にしてきたってこと、ちゃんとわかっているのか?」


嫌悪感丸出しで強めの口調でルルに向かって言うルシアン。


「それは仕方ありませんわ。私もダンテと結婚したかったけど、何やら家門の決まりだとかで公爵家を追い出されてしまっては、これから子供を産む私にとっては死活問題ですもの!」


ルルの余りにもの身勝手な発言にルシアンは寒気がした。


「だからと言って、君は僕を嫌悪していたじゃないか!そんな僕に迫ってくるなんてあり得ない!」


「だ~か~ら!仕方ありませんの!子供と自分の事を考えたら、誰だってそうするでしょ?」


「僕には理解出来ない。帰ってくれ。君とは一切関わりたくないんだ!」


「あら、無理ですわ。私はララと双子であり、姉よ?またいつだって訪ねて来れるんだもの。」


そんなルルの言葉を無視してルシアンは両手を叩いた。すると即座に付き人が現れてルルを掴み、宮殿から放り出した。



「あんなのが、ララと同じ双子だなんて…。それよりも本当のララはどこにいるんだ?」


ルシアンはララの行方が心配になった。そしてふと、ルルがわざわざ外で会う約束をしてきた事に違和感を覚え、ララの室内を探すように部下たちに命令した。そして自分自身もララの部屋へと向かう。



「殿下!いらっしゃいました!」



部下の一人がそう声を挙げた!ほっとするも束の間、ララの姿を見てルシアンは改めてルルへの怒りが湧いてきた。


「即刻ダンテに連絡しろ!自分の嫁くらいちゃんと管理しろとな!」


そしてララに駆け寄ってまずは猿ぐつわを外した。



「ララっ!大丈夫か?!」


「ルシアン様…。」


「もう大丈夫だ。ルル嬢を追い出した。」そう言って手や足に縛っていたロープも切ってララを自由にした。


そしてララはルシアンのその言葉を聞いて


「ルル…、本当にルシアン様に会いに行ったんですね…。」


「ああ、君に成りすまそうとしたが、すぐに君じゃないってことがわかったよ。今後一切、君には関わらせないから!」


「ルシアン様…。ありがとうございます。それで…。ルシアン様の方は上手く行ったのですか?ルルが昨夜遅くに側妃様が逮捕されたと言っていたので…。」


ルシアンはララの顔を見ながら軽くため息をついて


「本当に君は…。こんな状況になった後だというのに僕の心配までして…。」


そう言ってララのおでこに〝チュッ〟と口付けをした。


「ル…ルシアン様?!」


驚くララ。そんな反応もララならではなのだった。ルルはダンテに慣れすぎてこういう初々しい反応ではなかったのだ。



「さあ、ララ。側妃の件はゆっくり話そう。まずは…、ここに座って。」


そうしてララの部屋の中のソファにララを座らせた。そしてルシアンはサッと手を挙げた。すると付き人が理解したようでルシアンは手を下げてララに向かってゆっくりと話をしだした。





ご覧下さりありがとうございます。今回はルルがララに成りすましてルシアンに迫ろうとしましたが、見事にバレてしまい、とうとうララへの接近禁止となり、王宮を追放されました。

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