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【完結】助けた女の子が実は皇子だなんて誰が思いますか?!  作者: 慧依琉:えいる


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第18話:初めての学園!それがテスト当日なんです。




シャルルに助けてもらってから、ララはシャルルの監視下に置かれ、ルルも簡単には手を出せなくなった。というのは、シャルル不在の間もシャルルの側近や侍女たちがララを守ることになったからだ。


〝お兄様を味方に付けるなんて…!〟


ルルはずっとイライラしていた。そんなルルにとって朗報だ。どうやら今から婚約者のダンテがルルに会いにくるというのだった。ララに対して執拗に虐めを繰り返すルルだが、どうやらダンテには好意を持っているようで、その前触れが届いてすぐに準備をするために部屋に閉じこもっていた。

お陰でララはルルに邪魔されずに交友関係や学業に打ち込めていた。



〝ダンテ様には感謝しかないわ。〟そうララは思った。そしてどうやらダンテが到着したようで、応接間に通されたようだ。ルルがウキウキしながら応接間に向かって行った。


そしてララはふと、前回自分が身代わりをした事もあってバレていないか気になり、下働きの姿になりきって、髪もネットで隠して様子を見に行った。



どうやらルルとダンテは庭園に出て散歩に出たようだ。


その様子を外から見ていてどうやらバレてなさそうでララは安心した。


が、ララはダンテに違和感を覚えた。




〝なんだろう?何かが違う気がする…。どこってわけでもないのだけど、なんだか纏う雰囲気?も違う気がする…。〟


しかしすぐに〝そんなことあるわけがないわね。〟と思ってシャルルの将来の奥さんのための部屋に戻った。



ルルは相変わらずまともにダンテの方を見ようとしていなかった。しかし、ルルのその行動は決して〝イヤイヤ〟といった感じにはとれなくて、逆に恥ずかしがっていると感じるようだ。



〝こうして見ているとルルも普通の女の子なのに、どうしてあそこまで私に執着するのかしら…。〟


ララは困惑していた。


〝お母様は…。お母様は私の存在をどう思っているのかしら……………。お母様もやっぱり疎ましく思ってらっしゃるのかしら…。〟


初日に顔を見ただけでそれ以降は母とは一切会っていない。接点がないから会うことすらないのだ。ルルのようにわざわざ訪ねて来ることもない。と、いうことはそれだけ興味がないということか?とララは考えていた。


〝そう…よね。あまり期待しない方がよさそうね。〟



そして試験をとうとう明日に控え、ララは寝付けない夜を過ごす………………。






朝、学園行の馬車が侯爵邸の前に待機していた。ルルは朝が苦手なので今日は元々学園に行かないのでまだ起きてきていなかった。ララにとってはルルと会わないことが一番気持ちが安心していた。



馬車に乗り、学園に向けて揺られていた。

ルルの交友関係は頭に入れたが、どういう話をしているかなど、わからないことばかりだ。

ララにとってはバレないか不安が一番で、成績のことなんて二の次だ。



〝ガタン………………。〟  どうやら学園に着いたようだ。御者が扉を開けて手を差し出してきた。

その手を取って馬車を降りる。するとルルに声をかけてきた。



「ルル様!ごきげんよう。」


そう声を掛けてきたのは赤みがかった金髪の女性だった。シャーリー・ボルテン伯爵令嬢だ。比較的特徴のある女性で一安心だ。シャーリーはルルに対してカーテシーをして挨拶をする。



「ご機嫌よう。シャーリー嬢。」


ルルは自分よりも下位貴族に対しては〝様〟とはつけずに〝嬢〟呼びにしているようだった。ルルは学園では比較的大人しくしているようだが、口調は冷たく、上下関係を特に意識していたようだ。それを意識して答えてみせた。



「今日からテストですわね。今度こそルル様が上位に入るように祈っておりますわ。」


「そう。ありがとう。私、今回は自信がありますの。」


「はい!応援しておりますわ。ルル様。」


どうやら第一関門突破といったところだろうか。教室に入り、席に着席する。この学園の配置図や席の場所までもシャルルからもらった資料には記載されていた。



試験の為の準備をして待つ。


カラン、カラン、カラン…。


鐘が鳴って教師が入ってきた。




「それではこれよりテストを実施します。問題用紙を配布します。掛け声があるまで表を向けないように!」




正直言うとララは不安だった。学園での授業をまだ受けていないから、いくらテスト範囲のリストと教科書などをもらって読んだからと言って、領地での学校と同じようにはいくのだろうか…。勉強をしている時に思ったのが、内容をみてもあまり変わらず、どちらかと言うと幸運なことに領地での方が進み具合が早かったという点だった。お陰でララが連れて来られてから勉強が出来ていなかった間の授業は既に領地での学校にて習っていたので問題なくテストを受ける事が出来た。


〝本当についていたわ。これなら何とかなるかもしれない…。いえ、しなければならない!〟


ララは真剣に問題を何度も読み返し、答えも確実に記入ミスがないように注意して書いていった。



すぐそばに着席していたシャーリーは〝なんだか本当に今日のルル様はいつもと違うような…。〟と思いながら問題をスラスラと解いていくルルに扮したルルを見ていた。






ご覧下さりありがとうございます。今回は初めての学園でテストを受けるララでした。いつ、バレるのかヒヤヒヤしながらテストを受けるのってどんな気持ちでしょうか…。シャルルの助けを借りながら何とか依頼をこなしていくララでした。

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