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人間動物園〜夏〜

作者: 百合香

日本の死刑制度は消えて人間動物園という刑が執行されるようになった世界!


ぜひ最後まで読んで頂けると嬉しいです。

短編なので!PVが多かったら続編を考えてます!

気軽にお読み下さい。

人間動物園〜夏〜


ガラス張りの内側の6畳くらいの部屋はエアコンのファーーって音だけがしてる、夏は涼しく快適なはずなのにとても不快な気持ちになっている、

俺はガラスの外側にいる安全な所にいる女の子をキッと睨みつけた、女の子は怯えてとなりのお母さんにしがみついている、口はパクパク動いていてその声は俺には届いてはこないでも言っている事は想像ができる


子供がこう言う

「こわい!睨んできているよママぁ」

お母さんがこう言う

「いい?しっかり見ておきなさい悪いことをすると!ここに入られるのよ、」


いつからだろうか、日本の死刑制度は消えてそのかわり人間動物園という刑が執行されるようになったのは、俺は檻の中というガラス張りの四角形の6畳に閉じ込められているガラス張りといっても、四角形のうち前と両横だけである後ろにはドアが1つで無地の壁だ!


そう俺はここ人間動物園で飼われているのだ、見学にくるやつは大抵おもしろ半分で見にくるか、こういうやつにならないようにという反面教師にするためにここに来るか、親が子供を連れてきて悪いことをすると、ここに入るのよ、という教えでここに来るかだ、先程の親子はおそらく後者だろ


人間動物園の開園時間は9時からだ閉園時間は20時と11時間のも間、俺はずっと誰かに晒されて生きてる、といっても俺一人だけがこの動物園で飼われてるわけじゃない、この四角形の檻は列になっている人間動物園の刑になった人が檻にいれられるのだ、


そろそろお昼だ、檻の中にはテーブルが1個とベットだけしかない娯楽はないに等しい、やる事といったら横になってるか、堂々と俺を見に来た人間を見るかだけだなので楽しみは朝昼晩に出るご飯だけだ、後ろのドアが開く


「飯の時間だぞ」


ここでは、刑務官ではなく飼育員という名前だ、彼らは武装はしていない、帽子とつなぎの服で本当の動物園の飼育員みたいな格好だ、襲われたらどうするんだろうという疑問は残るが何故かそんな事は聞いたことはない!今日のお昼はカレーライスだ!ふと気がつくと、ガラスの向こう側に1組のカップルがいた、こちらをジッと見つめてる


「ちっ!カレーが不味くなる」モグモグ


そう小さくつぶやくと、目の前でカップルが熱いキスをしだした。


「うぐっ」俺はカレーを吐き出しそうになる、」


これは罰なのだ!見たくもない現実がつきつけられる、幸せそうな親子、幸せそうなカップル、ガラス張りの向こうの世界は輝きに満ちている


俺が欲しかった世界、俺が望んだ世界、俺が、俺が、俺が、俺が、


キスをしたカップルは決まってこんな視線を投げてくる、ざまぁみろ、と口が動く、これは流行りの嫌がらせだ動物園に飼育されてる人間は1人で孤独なのだ

カップルはそれにつけこみ人のいない時間を狙って

わざとイチャイチャする


そんな現実を見るのが嫌であえて!飼育されてる人間はだいたいご飯は無地の壁に向かって食べている、


俺はまだ抗う、この世界に憎しみ、死んでくその日まで目の前の現実を睨みつづける、キスに飽きたのかカップルが立ち去る、目の前のカレーとご飯がカップルに見えた!ご飯とカレーがくっつき合いキスをしてる


カレーを夢中でかきこむ!俺の胃の中でカレーとご飯はいつまでもキスをしていた。


カレーライスって!米とカレーがカップルに見えますよね?

最後まで読んで頂いてありがとうございました!

嬉しいです!!

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― 新着の感想 ―
死刑制度の代わりに人間動物園という刑罰が執行されるディストピア設定にまず衝撃を受けました。主人公の視点から描かれる檻の中の生活や外の世界の人々との間に存在する残酷な隔たりが生々しく伝わってきました。カ…
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