第八話 7aから8aへ 「これは完全にフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係ありません」
ネットを張り終え大体の準備を終えている体育館
クロダはヤクシジを見ながら
クロダ「・・・ヤクシジ、もしかしてちょうど準備が終わる頃に着くように狙って遅刻してないか?」
ヤクシジはテヘペロ的な表現をしながら
ヤクシジ「めんごめんご!化粧ノリ悪くて!」
やれやれというポーズをしながら
クロダ「はぁ、乙女の義務ってやつか・・・。」
ヤクシジ「そっすそっす!」
とケロッとしている
クロダ「・・・ま、いっか。怪我しないようにアップ入念にやろう」
ランニング等終えストレッチをしていると、相手チームからは「おいおいあの2人体柔らかすぎないか?」「あれ?あの子どっかで見たことあるような」「あの子、背高いし手足長い」等の話し声が漏れて聞こえる
アイ「わたし達はもう慣れちゃったけどやっぱ珍しいんだねー。注目の的って感じ」
クロダ「この前テレビで世界で活躍するトップアスリートやオリンピックのメダリストの体の柔らかさ特集みたいなのやってて、肩の可動域とかカゴと同じような感じだったよ。ヤクシジは全身それ以上なような・・・」
食い気味に
「それ私も見た!フィギュアスケート選手とか新体操のメダリストとか180度以上の開脚とか人間の体の限界を超えたような柔軟性!水泳でも肩の可動域重要だしね!それらの、トップアスリートの多くは、生まれつき柔らかい特性をもっていて更に専門的なストレッチやトレーニングしてるってやってたね!努力だけでは絶対に登れない壁があるね!」
早口で捲し立てる
クロダ「シショーはこーゆー話になると自分の事でも、ないのにテンション爆上がりだよな」
アイ「お二人注目の的ですよ〜!まずはカゴ選手から一言どうぞ!」
カゴ「チョコ餅食べたいであります。」
アイ「ヤクシジ選手一言どうぞ!」
ヤクシジ「・・・。え?あ?いっけね聞いてなかったわ!」
あははー!といつもより笑っていた