第二話 1aから2aへ 「これは完全にフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係ありません」
暗い、暗い・・・
暗い道を走っている
ひたすら走っている
また走っている
後ろからなにかが追いかけてくるような
全力で走っている感覚はあるが全力で走っているように感じない、前にゆっくりとしかすすんでいないような感じ
このままでは追いつかれるような
下り階段のようなのがある
そこを走り飛び落ちる
落下も遅く着地までスローモーションのように感じる
着地した感触と着地の痛みを感じる
早く走り出さないと
走ろうとするがスローモーションのような現象でどんなに力をいれても素早く動けない
やっと走り出だせそう
やっとの思いで一歩踏み出そうとしたら今度は足元に地面を感じない
一歩踏み出す形で落下する
目の前は暗い
暗黒の中落下していく感覚のみある
落下先、目の前に薄いオレンジ色の光線のような二本の縦線と二本の横線で四角い空間がある
そこを落下、通過するとさらにおなじものが連続してありそこを連続して落下、通過している
また遠くからなにか声のようなのが聞こえてきた
また首に痛みが走る
この痛みで意識が戻る
心臓の鼓動が早い
大量に汗をかいている
ものすごい疲労感だ
今日は眠気がない
少し落ち着いてから起きよう
まだテレビもついていないので何時かも分からない
遮光カーテンなので光も入らないので真っ暗な部屋
そこから今日がはじまる
街中を自転車で走っている
信号機が有る十字路につく
進行方向の信号機が赤になりそうなので止まる
信号機が黄色になると同時に再加速する車両
歩行者用の信号機も赤になりかけている
斜め横断をする人
急いで進む自転車
走って渡る人
赤になっても走って渡る人
赤なのに悠々と歩けてる人
逆走して猛スピードで赤信号なのに進む自転車
「なんであんなに違反してでも急ぐんだろ?という私も遅刻しそうなんだけどね・・・」
左右キョロキョロしながら進む人もいる
「あんな確認しまくるの、面倒じゃないのかな?もう諦めて次青になるまで待てばいいのに、その方が確実に安全だし楽だと思うんだけどなー・・・」
近くで女性と男性の話し声が聞こえてくる
女性「またあの事件起きたんだって!怖いよー!」
男性「そんなんきたら俺が先制攻撃して守ってやんよ!」
その男性を横目でチラッと見る
「身長は隣の彼女より頭一つ高い、中肉中背で、左手で顔触っていたから左利きかな、後、耳は・・・」
肩を軽く叩かれる
「!」
背後から頭上を越えて聞き覚えのある声が聞こえてきた
「シショーおはようございます」