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コンビニ

深夜のコンビニ、そこには俺以外に人はいない。


外ではなんか紫色の電気のヤツに蛾とかが群がり、バチバチと音を立てては、その命と体を落とし、床に叩き付けている。


そして、その死体を朝には鳥がついばみ、高い空へと魂ごとはこんでいく。その後それを消化して排泄し、その排泄物が朝仕事に急いで行っているリーマンの車のフロントガラスへと直撃し、その予想外の音にリーマンはちょうどだけビックリしたあと、その排泄物を目視して、それが鳥のソレだと気づくと、朝から会社行くのすらめんどくさいのに、クソがっ!と思って舌打ちをし、ワイパーを起動する。


すると、ワイパーのせいで乾いていない鳥のソレは広がってのびてしまう。そして、リーマンは今一度言うのだ。


「クソがっ!」


と、それから会社で仕事を精一杯こなし、疲れた体で車を運転し、途中のスタンドで洗車を済ませる。そして、車を吹き上げたあとに、タバコに火をつけて一服し、また車に乗り込むと走り出す。


そして――――



コンビニの駐車場にやってきて、車を止め、店内へと入ってくる。



そこは深夜のコンビニ、そこには俺以外に人はいない。







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― 新着の感想 ―
[良い点] おもしろかったです。ありがとう
2019/10/09 00:33 退会済み
管理
[一言]    ああ、誘蛾灯(蛾を誘う燈火)派手な花火みたいな音がする。死出への御弔いの音。  鳥は生きてる虫が好き。最近はなんでも食べなきゃ、と思っているけど………雀の子どもは活きてる虫じゃないと…
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