俺が強いのではない、装備が強いのだ。
なろうの先生方の小説が読みたいのが沢山でてきた。
読書中毒の元読み専の俺としては、もっとじっくりと読みたい。
年が明けて勤め始めの1月8日、俺は単独では2回目となる地下80階層ボス『グレートホエール』との戦闘を行う事から始まった。
ダンジョン攻略前の俺は、コイツと戦った時はレベル200超えで、装備も全身ミスリル装備の防具と武器で戦った。
今の俺はレベル350オーバーで、装備も全てが金色のエルドラで揃え、盾と剣はミスリルドラゴンとの戦いから新に改良したマークⅡで挑む事にした。
エルドラシールドⅡは従来のシールドの内側の真ん中に、エルドラ製の筒が盾の内側を縦に設置され、筒は上部は大きい穴があり下部には0.8ミリ程の穴となっている。
筒の穴の内部はそれぞれ繋がっていて、内側の内輪部分には渦巻状の螺旋の溝が彫られていて、それらが上から下まで掘られている。
盾の上部には新に持ち柄を作り、右手で持って盾を水平に構え、左手は従来の持ち手で支えて狙いを定める。
これらは魔法を筒の中を通して発射させるために考案したもので、銃や弓等の攻撃遮断が効果がないダンジョン内部に置いて、魔法が唯一の遠隔攻撃手段の為、効率よく使う為に考案したものである。
別に盾に設置しないで、エルドラ棍として作っても良かったのだが、即座に防御として使えるので、こういう形となった。
エルドラソードⅡは基本的には今までとは、全く変わらないのだが、剣の刃の部分に改良が加えられた。
先端部分は今まで通り鋭く、大剣の峰の部分にノコギリの刃が加えられ、変えの部分にも刃がある為、引くだけでなく押しても切れるようになった。
従来のエルドラソードでも切れるのだが、既存の科学では破壊不能とまでいわれる、エルドラの丈夫さを信じて、刃こぼれしないと思いこの形の刃を付け加えた。
特に必要としないのだが、万が一の時に備えてもいい思いこれを付け加えた。
グレートホエールとの単独での再戦は、俺の予想通りに展開だった。
開始直後の離れた位置での盾に付属している、筒を利用して狙いを定めた魔法は、筒内部で集約されて密度を高められて放たれた。
威力そのものは針の様に射出された火魔法レベル4は、本物の魔法レベル5の貫通力を備えた、フレアレーザーと変化してクジラの体を貫通した。
巨大な体に開けられた傷は、始めは糸が通り抜けたように見えたのだが、一瞬遅れて内側から爆発した様に大きな穴が開けられ、キズの内側は炭化して黒く変色していた。
クジラと融合したシャチやイルカから放たれる無数の魔法を前回の様にかいくぐり、着弾した魔法もエルドラ装備の前には只の光のエフェクトの様に感じた。
エルドラソードMKⅡは刃の部分で切り刻み、峰にあるノコギリ刃はクジラの頭部先端にある一本角を、簡単に切り落とした。
ワイアーアンカーの攻撃は盾で打ち払い、突進してくる60メートルを超える巨体の頭部、かつて一本角があった痕に、最後は盾を奴の頭部に突き立てて魔法をゼロ距離射撃で放った。
放たれた魔法は奴の頭部から尾びれに向かって貫通し、内部で拡散した魔法が体のあちこちの傷から漏れ、更に体内部から小爆発が起こり燃え広がった。
所要時間は30分、前回から比べて大幅に時間短縮された戦闘時間だった。
結果から見れば成功だが、武器としての改良は微妙だと思う。
盾の内側に魔法の砲身の役割を果たす筒だが、盾その物を銃の様に構えるので、盾の役割を果たさない事。
剣の峰にノコギリの刃をしているが、そちらをメインにすると今までの刃の役割が失われる事。
できれば剣の方に砲身を付けたいのだが、魔物相手に銃剣の様に形を変えると、刀身が短くなるため魔物相手には適さない。
課題はまだまだあるが改良のし甲斐はある為、すこしずつ考えていこうと思う。
グレートホエールのあと通常業務で元の装備に戻して、フェニックスとミスリルドラゴンを討伐を終えて地上に戻った俺達に、地上で警護している警察の方から、某国人を逮捕したとの報告を受けた。
警察の人によると、俺が所有している集落の空き家を伺っている不審人物がいたため、警護班から地元葛生署職員を派遣してもらった結果、不法就労していた某国人が拠点を探していたらしく、空き家の様子をうかがっていたらしい、今は葛生署で任意事情聴取をを受けているが、ビザが切れているのは間違いないらしく、後日、国外退去処分となったそうだ。
集落の家は、俺と母ちゃんズで3軒、警備の方々が4軒、集落入り口にいる沢村さん家のおばあちゃんが1軒、空き家が2軒の合計10軒の家がある。
空き家の2軒は、俺の家に比較的近い場所にある為、空き家でも募集は掛けずに放置していたのだが、管理の面や今回の様な事があるかもしれないので、今後は空き家を壊すか、信用出来る人物に入居してもらうか考える必要があるようだ。
勤め先と副業の農業が忙しくなってきた。
毎日の投稿は難しいかもしれません。




