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グレート・シン・・・グレートホエールでした。

前話で書いたアーケードゲームの中で、作者は2作目が個人的には好き。

コンシュマーに移植した中では、意外かも知れませんが、黒い16ビットに移植したのが好きでした。

特に最後の面の演出(効果音とBGMの使い方)は、アーケードゲーム版よりも、凝っていて良かったです。

 脳内で懐かしいゲームニュージックを思い出し奏でながら、俺は護衛パーティーと共に巨大クジラと、大多数の哺乳動物の攻撃を防ぎながら、彼らの戦闘を冷静に観察していた。

 

 空飛ぶ巨大クジラと大量のシャチとイルカの群れ、ここまでは組合ホームページと俺の単独戦闘は同じであった。

 2体目の称号『試練を与えし者』は、俺との戦闘時にはシャチとイルカの9割くらいがクジラと融合して、クジラの胴体に等間隔で顔を出した状態で戦闘形態は完成された。


 クジラの攻撃方法は、クジラ巨体を使った体当たりと、体の各所から顔を出しているシャチとイルカたちの口から放たれる、水魔法レベル1からレベル4の大量な弾幕、クジラの口から放たれる各属性魔法レベル5のバースト系魔法、頭部にある角からは同じく魔法レベル5のレーザー系魔法が放たれる。

 クジラの胴体本体に標準装備の突起物は、先端が割れて爪の様になり、爪の中心には銛の様に返しの着いた形状をしていて、それらを先端に取り付けられた触手が、まるでワイアー・アンカーの様に敵対者を攻撃してくる。

 クジラの口は時折、大きく開けて飲み込もうとするため、飲み込まれた先に何があるか分からないので、念のために回避する必要もある。

 その先には胃液で満たされた胃袋は元より、アイテムボックスの様な異次元空間だったり、宇宙空間や太陽の中に転移されてHPが0になる問答無用の即死攻撃の可能性だってあるからであった。


 俺が単独で戦った時は、俺の武器による攻撃は奴の巨体から見ると、ほんの掠り傷程度でしかなく、接近した状態ではシャチとイルカの魔法の的でしかなかった為、体当たりと飲み込み攻撃を躱しながら、遠隔からの火属性と雷属性魔法のレベル4、ショットとボムによる攻撃しかなかった。

 俺の時は結局、マナポーション5で魔力を回復しつつ、攻撃魔法と回復魔法の大乱発で弱らせ、クジラの魔力がなくなった所で、シッポやヒレから始まり、徐々に文字通りに奴の体、HPを削っていった。

 このクジラとの戦いは、午前10時前から始まった戦闘は夕方5時半まで続いて、クジラの腹を生きたまま裂いて、ようやく決着となった。


 この戦闘後にアイテム魔法レベル4『属性付与』を手に入れる事が出来て、そこからミスリルとエルドラを大量に自ら作り出す事が出来るようになったのだが、他のアイテム『魔法属性付与』所持者は力不足なのか、レベル不足なのかは分からないが、現在の所わが国では、俺だけがミスリルとエルドラを作りだす事が出来ないようだ。

 ミスリルとエルドラの製造技術は、日本政府公認の極秘技術となり、俺の家族と長田さん達護衛とダンジョン省の一部と防衛相と警察の一部のみが知っているだけで、今のところ秘密は守られている様だ。


 長田さん達のパーティーが融合しないノーマルクジラと戦闘をおこなっている間、俺はパーティーの魔力を定期的に補充しながら、クジラ本体の胴体をエルドラソードで各所に穴だらけにしていった。

 レベルアップした彼らは、平均レベル200に届こうかとしているレベルだったのと、本職の魔法つかいだけあって、同じレベルだった俺の倍近い威力をもった攻撃魔法で、周りにいたシャチとイルカを消し去って行った。

 結局、彼らはクジラとの戦闘を2時間ほどで終了させたのだが、彼らは人数の割に時間が掛かり過ぎだと言っていた。


 このエリアのドロップアイテムのドロップ率は全階層からみても、非常に回収率が悪くて他のエリアの半分以下のドロップ率しかなく、食材のドロップ率は貴金属並に悪くと評判で、中堅探索者なら上の階層、上位探索者は更にしたの階層で、ドロップアイテムを回収していった。

 俺がアイテムボックスを納めるようになってから、ドロップアイテムの回収率は飛躍的に上がり、上層にある畜産動物のドロップアイテムの市場価格はピーク時から比べて、3分の一くらいで書かうはおちついている。

 それでも安くても100グラム当たり万単位の値段で販売されているので、未だに庶民には手が届かないかかであった。


 指名依頼を受けた日本中のトップ探索者が、12月26日から3日間かけて、ドロップアイテムを集めたのだが目標ノルマには僅かに届かなかった。

 元々は政財回の一部のわがままによる探索だったのに、何故か命令調で達成できなかった事を非難されたのが原因で、年が明けると依頼者である彼らは、この事が原因でマスコミに叩かれる羽目になる。


 我が家では家族とあんちゃん家分の量を、護衛メンバー達は各々の家族分は確保していた為、お正月には美味しく戴きました。

 ちなみに姪っ子達は、この年のお正月のお年玉の金額は、彼女達の最高新記録を打ち立てて、喜びの踊りを披露してくれた。

 

 


前置きの続き

作者は当時、仕事帰りに自宅近くのゲームセンターで、毎日ワンプレイだけして1年かけて、全エンディングをワンコインクリアでできるようになりました。

シューティングゲームでは一番思入れのあるゲームです。

(作者はゲームは好きだけど下手だったので、時間がかかりました。)


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