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象を倒した蟻にキリンを倒せるのか? 

今回の話は短いです。

ダンジョン地下40階層ボス

ベヒモス  レベル48 

色はサイに似た灰色 2本のおおきな角をが特徴 体格15メートル位 

攻撃方法は、突進による体当たりと前足の踏み付けと爪の攻撃、更に長い尾によるムチのような攻撃 火属性の攻撃魔法、火を纏った角による攻撃

皮膚は固く、魔法防御魔法による防御と、オールランダーなボスモンスターである。


これが、日本での探索者チームが初めて討伐した時のデータである。他の討伐成功した各国のデータも、ほとんど、同じではあったが、何故、某大国の先鋭が全滅したかのかは、日本の探索者曰く、「何故、倒すことが出来ないのか分からない」と言う事だった。

更に日本のダンジョン省は、世界各国の機関にとっておきの情報を公開した。

ベヒモスを討伐経験のない探索者チームで倒すと、ファーストドロップアイテムとして、癌・白血病・悪性腫瘍などに効く万能治療薬をドロッップするというのだ、但し一人でも討伐経験者がいると、ドロップしないそうだ。

某大国は500名の討伐チームの全滅後、各国に応援を要請したがすべての国から、自国の先鋭チームの被害防止と、自国の経済政策の優先を理由に拒否された。

どこの国でも、そんな余裕がないのに加え、下手すると派遣した自国の先鋭が、何かの理由を付けて強制労働されるのは、たまったものではないからだ。

又、半島のK国は、日本に追いつけ追い越せと、軍・民間の探索チームの尻を引っ叩いているが、やはり、40階層ボスの前で停滞している。



『俺んちの裏のダンジョン  39階層ボス部屋』


なんちゃて攻撃魔法の発動時間と燃費の悪さ、消費した魔力の割に得られる威力の無さの、悩みながらも、37階層のボスの、紫のサイとの戦いの後で、相棒スコップとの永遠の別れを告げた俺は、3代目の相棒、ロングソードを両手に持ち、頭にはヘルム、胴体には作業着の上に鉄製の胸当てと、ガントレット、作業着の下に鎖帷子、鉄製の膝あてと、稼働部分が多い丈夫な皮製ブーツを装備して、コイツと対峙していた。


30階層代のボスは中型の肉食動物の魔物から始まり、豹・チータ・ライオン・虎・熊と続き、大型のサイ・象のボスモンスターを何とか倒してきた。

そして目の前にいるコイツは、ホームページの情報通りの奴だが、思ってた以上に強い化け物だった。


細く長いが筋肉質でパワーのある四肢、胴体は俺の頭上のより高く、ロングソードで切っかかっても、届くかどうか分からず、

長い首を使って頭部にある鋭い角を前後に4本持ち、

胴体から延びる地面に届く尻尾の先には、モーニングスターの先端の棘のある鉄球。

走るスピードは確実に時速80キロを超え、

下に回り込もうとすれば、パワーのある足で蹴り上げ踏み付け、

少し離れれば頭部の角を当てようとする、ムチの様なネッキング、

後ろに廻りこもうとすると、音速を超える尻尾による攻撃

引き離せば口から吐き出す、水攻撃魔法レベル3 ウォーターランスによる攻撃


地上では長い首の草食動物として有名だが、その後ろ蹴りでライオンすら即死させた事例を持ち、その走る速さはまさに野生、動物園では人気者。


高さ10メートル超えの「緑のキリン」が俺の相手だった。







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