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アナログとデジタルの間で俺はもがく

サブタイトルは、

パソコンを一から初めて分からない事だらけの、

今の作者の状況です。

そもそもダンジョン限定とは言え、魔法・アイテムの在り方は、以前から知識人、科学者達からいろいろ物議を醸していたが、俺がアイテム魔法の特性である、アイテムの効果を魔力で具現化させる、と言うのは間違いないと思う。

それは俺以外のアイテム魔法所持者達も、ネット・マスコミ・組合等で、それぞれが話していたからだ。

アイテム魔法所持者は、全体的に他の魔法とは違いマイノリティな魔法で、日本の探索者の中では数千人に1人、世界的に見ても万人単位に1人か2人と言った確率でしかなく、レベル2ともなると更に半分以下となる。


知り合いの大学生達から魔法を、実際に見せてもらった俺は、この世界にダンジョンをもたらした神様の意図を感じながら、まずはアイテム魔法の使い方を探る事のした。


「フリーズブリット」


俺は白石さんの様に右手人差し指を前にして、『魔石 氷を』を魔法化して放出した。魔法は掌から出した様に氷を出したあと前に転がって割れた。

俺はこの時点で諦めて、直接攻撃をメインにしたわけだが、少なくとも、この考えは現段階では、間違ってはいない。事実、運動が苦手な俺でも、一般人が規制されている30階層より下を単独で行っているのだから。

問題なのは、俺が収納魔法を手に入れた為、本来のアイテム魔法の使い方を、考える事を放棄した点にある。

俺は一旦、収納魔法の事を置いといて、なかった状態での魔法レベル2を手に入れたと発想を切り替えた。


アイテム魔法の容量は、約ポーションが10本分、これが前提。


その中で攻撃魔法の触媒となりえるのは、現段階で魔石のみ。


本来の攻撃魔法レベル1と比べて、魔石の具現化の魔力が明らかに弱い、いや、正確には具現化した密度の様なものが「薄い」と感じられた。


俺が合成とおもっていたものは、もしかしたら『アイテム合成』ではないのかもしれない。


そもそもドロップアイテムとは何か?ここから考えて見よう。

鉱物資源・・これは形はどうあれ、俺達が知るものだし、科学者達も証明してくれている。

魔石・・これは分析不能だった。しかし物質として触れるし、外に放置しても変化はなかった。

ポーション・・これも分析不能。しかもダンジョンの外でも、魔法の効果を治癒・回復としてダンジョン内部と、全く損なわられる事なく発揮した。

ポーションの空き瓶・・ポーションを使い切ると光の粒となって消えた。使い切らずに蓋をしても、一定期間が過ぎると、やはり光の粒となって中身のポーションと共に消える。


・・・・


ポーションと魔石ってもしかして、魔力の素『マナ』が物質化したものなのかもしれない。

頭の良い科学者達の中にも、世間の中の一部の人も似た事を言っていたし。

俺が深く考えるする必要はない、ゲームに置き換えてみよう。

確か俺が20代の時に発売された「最後の幻想5」の職業に、戦闘中にアイテム消費して、同種または異種の2個のアイテムを合成して、新たな効果を生み出す職業があった。

あのゲームの場合、デジタルで表示されたアイテムでの合成だから可能だった。

俺はこれまでアイテム魔法を現実に物質に置き換えて、行った為に失敗したのではないだろうか?

例えばポーション、合成する際に瓶部分を含めたポーションをひっくるめて、アイテムボックスの中で合成させてみる必要がある。


まずはイメージだ。2個のポーション1がゲームと同じ様に、頭の中を柔らかくし、現実の概念を取り払い、原子の融合ではなく、デジタルの様に、アバウトに、効果を高めるイメージで、


「合成」


わずかな魔力の消費を感じ、アイテムボックスを確認すると。

2個のポーション1は、合成して1個のポーション2に変化していた。


ユーチューブでFF14の動画を見たけど、何をやってるんだか、何が起きているにか、さっぱり分からない。

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