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もっと仕様の改善を要求します!

考えてみればロープレとは言えおかしな話なんですよ。


俺は高校を卒業をしてからダンジョンがあらわれるまで、スーパーの精肉部門で販売係として仕事をしてきた。

数値管理やら発注業務・商品の品出し・温度管理・品質管理・日付管理・衛生管理と多岐にわたったが、俺自身が長年に渡りからだに染み込ませた技術がある。

脱骨、筋引き、ステーキ・焼肉用カティングと他にもあるが、要は牛肉・豚肉を相手に包丁を使った技術がそれなりにあると言う事なのだ。


地下21階層からなる中型動物エリアを攻略して現在26階層までに、ここまで現れたのは、羊・山羊・ロバ等の動物もいたが、中心となったのは豚の形をしたモンスターだった。

地下1階からどれだけ狩ったか数えてはいないが、時々こいつからドロップする物の中に、スーパーに勤めていた時の見覚えがある物がある。骨を抜き、筋引きがされ、そのまま小割して柵にして商品化すれば、良い値段で売れるどうみても、ゼラチン質でラップコーディングされた豚肉の枝肉がそこにあった。

組合のホームページでは、日本の優秀な公務員の人達には珍しく厚生労働省や農林水産省などが、ポーションなどの魔法薬、今回の枝肉などを高い価格で買い取ってくれるのだ。

ポーションの効果はダンジョンの外でも効果が損なわられる事なく、内部同様、怪我の程度にもよるが、ほぼ一瞬でなおしてしまう、しかも丁寧にエフェクトの光で演出してまで、枝肉のほうは滋養強壮やアンチエイジングの効果が発揮され、美容や精力増強・疲労回復にも優れていた。

味の方も豚肉だと分かるのだが、肉質や旨味が従来の物とは次元の違う美味しさだった。

当初は流通に関しては農協などの畜産農家から、反対の意見があったが現在までの日本全国のダンジョンの、ドロップした量や最低小売り価格100g当たり17800円の豚肉の小間切れ肉や挽肉などが、競合しない事から渋々納得してくれた。

俺はアイテムボックスの中には公には卸せない枝肉が、推定10トン以上は持っていた。

俺はその肉を母や兄の家に黙ってくれる事を条件におすそ分けしていた。

兄夫婦は俺が地下21階層下を、単独で探索しているのに驚き心配してくれたが、俺の鬱病防止安全第一主義の攻略方法を聞いて一応の納得はしてくれた。


26階層のボス部屋で2tトラックの大きさで、時速100km以上で雷を全身に纏った黄色い牛の、単純な突進して体当たりする攻撃を横に躱して、絶縁体底の安全靴で蹴り飛ばして倒してスコップで叩く作業を終えた時、豚肉の4~5倍の重さはある、牛肉の枝肉と赤いスクロールが転がっていた。


う~ん、ダンジョンに入る前から見るとどうやら俺はいつにまにか、人外になりつつあるみたいだ。

ただ自分のレベルが幾つかは分からないが、同レベルの花形魔法保持者から見れば、確実に劣っているんだろうな。

ハズレ魔法だったり微妙チートなアイテムボックスだと、戦闘じゃあ絶対に足を引っ張るハズレキャラクターだ。

ロープレだったらラスボス戦では確実に使用されない、ゲームの評価でも何でこんなの作ったんだとレビューできっと乗せられるんだぜ。

大体、神様も何でアイテムボックスを標準装備にしないんだ。

ロープレだったら1種類に最大99個でアイテムメニュー欄いっぱいに持ち運び出来るのが普通だ。

最近のネットRPGだとかなり制限があるみたいけど。

もう少し使い勝手の良いトラック位の積載量で、人数をもっと増やして残業が発生しなくても良い様に設定出来そうだけど。


『アイテム魔法レベル2   分解・合成』をてにいれました。


『合成』これは魔石で試してみたのだが、違う色の魔石同士での合成はできなかったが、同じ色同士の魔石なら大きさが変わるだけで合成と言うより結合で、「魔石 火」と表示されて変わらない。

ポーションは合成する事が出来る、と分かるのだが合成する事は出来なかった。

『分解』はどのアイテムに使用しても全く発動しなかった。

俺自身のレベルが低いのか、他に条件があるのか、使い方は分かるが使えない魔法をどうやら手に入れてしまったようだ。





8月から本業が忙しくなります。

まだまだ出て来ていないキャラクターもいますし、エピソードや設定もあります。自分が表現したいことが、半分も書けていませんが納得できる所までがんばります。

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