表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/83

逃げ足が速いのは兎だけじゃあない。

どうやら前回のエピソードは、勇次郎のモデルの某氏が酒の席で話していたのを、後催眠で覚えてみたいです。

セーブポイントから最短ルートでエンカウントしたモンスターを無傷で倒して、ボス部屋にたどり着いた俺はいつも通り、入り口に近い場所で20階層ボスとの戦いを始めた。


20階層ボスはフロアモンスターと同じ色違いの小さい角を頭がある紫の兎で、配下にはフロアモンスターの亜種の黒兎、しかもフロアモンスターの黒兎とは違い頭に大きな三又の様な大きな角を持っていた。

黒兎は全部で六匹しかもフロアモンスターより機敏に動く厄介な奴である。

こいつらの厄介な所は紫の兎が臆病である事、しかもこいつがどうやら司令塔というか、こいつらパーティーの目と頭の役割を果たしているようなのだ、動画で見るとフロアモンスターの複数でのコンビネーションよりも、洗練されたまるで一個の生物を相手にしているかの様に、死角を突き避けにくい様に攻め、下手すると知らないうちに壁際に追い詰められて、縦横無尽な攻撃を受けているそんな感じがした。


さらに紫の兎は常に探索者のレベル1の攻撃魔法ブリットの有効射程外に居て、厄介な事にどの個体よりも早く動き、しかも黒兎が二匹になると猛スピードで床・壁・天井を走り廻って逃げるのである。壁や天井に張り付いている時間は長くても2分位だが、黒兎よりも長く早く動けるタフネスさは、動画の探索者達に同情してしまう位だった。俺が見た動画のパーティーはその時は諦めたが、2回目の挑戦では腕の良い魔法使いが仲間に守られながら紫の兎のみ攻撃してクリアをしていた。


戦いが始まって俺は3体を中心に的を絞って攻撃をし、おおよその敵が消えるダメージを加減を掴みつつ3体を消した。

この戦いで重要になるのは、他の三匹にはまずは攻撃を当てない事である。

ロープレと違いHPなどのゲージが無い為、もし残り三匹を維持出来ずに二匹になったら、俺自身がボス部屋から撤退をして、翌日に再戦を持ち越す羽目になるからである。

加減をつかんだ俺は残りの三匹からの攻撃をかわしつつ紫兎への攻撃に移った。

とうぜん奴は逃げるのだが、俺は奴が逃げる一瞬前に奴の動く方向へ動き出すので、奴は逃げられないでいた。思った通り奴は『気配感知』か聴覚感知』のスキルを持っている様だった。

俺が思った様に奴がタフネスとは言え地力では、俺の方が上だと踏んでいたので、壁際に逃げられない様に、自分自身が策中にはまらない様に、注意しながら奴を追い詰め攻撃を行った。

奴に3回攻撃を加え光の粒になるのを確認しながら、今度は俺と奴に追いついてきた黒兎に意識を向けた。


最後の黒兎の最後を見届けると紫兎が消えた場所には、ドロップアイテムの中には一振りのナイフと赤いマジックスクロールが落ちているのが見て取れた。







『収納魔法レベル1  「4K」』をてにいれました。


『アイテム魔法』を確認しました同期します。


『スキル 記憶』を確認しました同期します。





とうとう出しちゃったよ。

他の先生方の作品の比べて文字数が少ないのは、私の腕が未熟故な素人だからです。

物足りないとおもいますがご了承ください。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ