表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/83

DTは30歳で魔法使いになるっていうけれど、俺は44歳で魔法使いになりました。

江戸川先生の少年探偵団シリーズの中に、東京の街中で道路ではなく、トンネルを使ったトリックが、あった様な記憶がある。

ダンジョンに、基本1日8時間、週休2日制、水曜日と日曜日は公休日、祝日は用事が無ければ、祝日出勤と自分で設定した勤務条件には、不満がないが、給料を貰わなければ意味がない。


合計出勤10日間に公休4日を過ごした、俺は、初めての給料を貰うべく、大平山ダンジョンに出勤するべく、荷物を装備して、ママチャリで、大平山ダンジョンへ遅刻しないように、ペダルを漕いでいた。

なぜ、車で行かないかというと、一つ、探索者の車で渋滞しているから、二つ、駐車場がいっぱいだから、三つ、俺ん家からだと、普通に車よりチャリの方が、早く着くからである。

つまりね、車だと車が通れる、市道、環状道路を運転して、あんちゃんのコンビニの前を、通り過ぎて、大平山ダンジョンに辿り着くわけ、このルートだと数十メートルの山々を、地図上だと迂回する形になる訳。

でもね、自転車だと家の集落からだと、軽自動車ならギリギリ通れる舗装された道が、獣道の様にあって、普段は、山の管理者か市の職員しか、使わないような道があるんだよ。

地元の人は当然、知っているけど、バイクかチャリで使うぐらいで、車じゃあ絶対に通らないんだよ。

このルートだと家の集落から、山中の道路とはいえ、1㎞位の道のりだから、早く着くんだよ。

地図上だと小さいとはいえ、山々を挟んだ形だし、町名も違うから、離れているように、見えるけど、大平山ダンジョンは、以外と近かったりする。



10日間の成果だが実は、地下10階層をクリアしている。

ダンジョンは、各階層のどこかに、ボス部屋があって、マッピングしてみると、大体10メートルの正方形で、その入り口からは、中が真っ暗じゃなくって、真っ黒で何も見えない。でも、今のところ出入りは、自由に行き来できるみたいだ。その部屋は、地上内部空間と同じく、あきらかにマッピングより、広い部屋というか空間で、ボスが待ち構えている。10階層までは、今のところ、スライムしかいなくて、ボスもフロアモンスターの強化版だったり、色違いのスライムだったり、その階層のスライムが、ボス部屋に大量にいただけだったり、そしてボスを倒すとドロップアイテムと、部屋のどこかに、下に続く階段が現われる。

階段を降りていくと中階層に、4メートル四方の小部屋があって、真ん中に白く光る玉が浮いていて、触れたら地上内部空間に瞬間移動した。それからは、地上内部空間には、地下への階段のすぐ横に、小部屋と同じ白い球が浮いている。もう一度触れると、また小部屋へと瞬間移動をする。

つまり、一種のセーブポイントみたいなもの、但し、死んだらそこまでだけど。


そんな感じで俺は昨日、10階層のボスを倒して、10階層をクリアした。

10階層のボスは、瞬間的に速く動く時があるけど、気配感知と聴覚感知で、前兆が、はっきり分かるので、楽だったけど。スキルが、なくても距離をとって、速く動いたあとに、攻撃を繰り返せば楽勝だったね。自分のレベルが幾つか、全然、数えてないけど、4回、攻撃したら簡単に光の粒となって、消えていったよ。


そいつが、消えた後には、いつもの鉱物資源と魔石、そして初めてみる、薬の入ったビンと、待ちに待った赤い巻物が、ドロップしていた。


赤い巻物はマジックスクロール・青い巻物はスキルスクロール


そう実は、俺は、昨日、44歳にして魔法使いになりました。


魔法と言えば攻撃魔法・回復魔法が王道、この作品でも当然、これらが花形・主役です。

そして補助魔法は、脇役です。だけど勇次郎の魔法はね、ちょっとね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ