クレアリディルの登場人物纏め! 【第三章の部】
さてさて、恒例となった人物紹介の三回目ね。ここではあたし――クレアリディルが三章で登場したキャラクターの紹介や、裏話なんかを紹介していくわ。
いつも言ってることだけど、三章のネタバレなんかもあるから注意よ。
『リオン・グランシェス』 前世の名前:『雨宮 裕弥』
最初に紹介するのはあたしの弟くんね。
ようやく、ようやくアリスに告白したわね。当時奴隷だったアリスを、弟くんにプレゼントしたのが九歳の誕生日。三章の終了時点は十五歳と九ヶ月なので……約七年。前世も入れれば二十年くらい経って、ようやく成就ってところね。
羨ましくもあるけど……嬉しくもあるわ。アリスはあたしの親友だし、そもそもアリスと弟くんをくっつけるのは、あたしの計画の一つだったわけだしね。
弟くんはこの調子で、欲望に素直になっていけば良いと思うわ。
『アリスティア』 前世の名前:『雨宮 紗弥』
アリスね。ダブルのハイエルフにして、精霊魔術のレベルがおかしいアリスチートの担い手。
そんな彼女は今回、新たに驚異的な戦闘力の持ち主であることが発覚したわ。
アンダー65でトップが85の Eカップだそうよ。
――あれって思った人。良く覚えてるわね。実はサイズ88のFって間違って書いていたので、作者がコッソリ修正したわ。ごめんなさいね。
裏話的な話になるけど、作者はこのサイズについてかなり迷ったそうよ。リアル的な数値で言うと、CとかDで巨乳。Eなんかは爆乳の域になるのよね。
でも最近のイラストを見ていると、EとかFとかの見た目が普通なのよね。だから現実的な数値にするか、二次元的な数値に合わすか迷ったって訳。
最終的には、突出してた方がキャラ付けしやすいって理由でEを選んだそうよ。
『クレアリディル・グランシェス』
あたしね。今回、ヒロインの中では唯一、胸のサイズが出なかったわね。まあ、サイズ的にはアリスには負けるかしら? くらいよ。
と言っても、あたしはまだ十七歳。もう少し育つ予定だけどね。
今回は……なんなのかしらね? グランプ侯爵から事情を聞き出して、その次はアルベルト殿下。弟くんの望む形になるように交渉……って凄く頑張ったのよ?
それなのに――と言うか、そのせいで、あんまり弟くんと一緒にいられなかったし、必然的に出番も少ないし、踏んだり蹴ったりね。
まあ……弟くんが喜んでくれるなら、それで良いんだけどね。
『ソフィア・スフィール』
ソフィアちゃん。彼女は……本当に驚異的ね。まだ十三歳にもなってないって言うのにDカップ。しかも細身とか……まさにロリ巨乳といった感じね。
まあ胸の話はおいといて、四章はソフィアちゃんがメインヒロインよ。
スフィール家の事件が切っ掛けで恩恵を上手く使えなくなっていた彼女だけど、いまではほとんど快復してきているわ。四章ではその辺も含めて活躍するから、ソフィアちゃんが大好きな人は楽しみにしててね。
『ミリィ』
弟くんのお母さんね。学校で教師をしていたこともあって、三章では出番が少なめだったけど、最近はまた弟くんの世話係を始めたみたいね。
あの親子は相変わらず仲が良いわよね。弟くんは前世で母親を早くに亡くしているから、その辺も関係しているのかもしれないけどね。
『ミシェル』
ミシェルはあたしの母親代わりみたいな存在なんだけど……最近はあたしのサポートを妹のティナに譲って、学校の教師に専念しているわ。
クレア様が結婚するまでは自分もしません――とか言ってるけど、あたしのことなんて気にしないで、早く幸せになりなさいよって言いたいわ。
あたしが待ってるからって、ミシェルまで待つ必要はないと思うのよね。なんとなく、せかされてるみたいでプレッシャーなのよ。
『ティナ』
ミシェルの妹で、いまはあたしのサポート役。あたしが留守をしているあいだは、彼女があたしの代わりにグランシェス家の人間を纏めているのよ。
あたしがグランシェス家を取り仕切るにあたって、最初は各担当がお父様の代からの人間で苦労したんだけどね。最近はティナを初めとしたミューレ学園の卒業生に代替わりして、ずいぶんとやりやすくなったわ。
『マリー』
誰って思った人。ミリィがいない頃に弟くんの世話係をしていたメイドよ。最近はすっかり出番がなくなったけど、ちゃんとお屋敷で働いているわ。
まあ再登場は今のところなさそうだけどね。
でも、実はプライベートでは凄くお喋りとかだったら面白いと思わない? いや、あたしは知らないけどね。
『リアナ』
俺の異世界姉妹が自重しない! でもっとも不遇なヒロインじゃないかしら? 区分はサブヒロインだとしても、ラストのあれは可哀想すぎだと思うわ。
彼女の恋心が報われる日は来るのかしらねぇ……
『エルザ』
騎士隊長にして、弟くんの親衛隊――のはず、なんだけどね。その役職が故に、登場すると弟くんが襲撃されるという……因果なキャラよねぇ。
『アイシャ』
弟くんを子供扱いする面白い子――だったんだけど、たいして面白いことをすることなく、弟くんの正体を知っちゃったわね。
実際にはあれこれやらかしてるはずだから、番外編なんかを書くことがあれば、そう言ったエピソードにも触れるかもしれないわね。
『クレイン・グランプ』
侯爵家の当主にして、ロリ巨乳好き紳士ね。
ミューレ学園だけじゃ受け入れに限界があるってことで、各領地にも学園を作るように推奨してるのだけど……グランプ侯爵領にも学園が出来たらしいわ。
……ええ、みんなの予想どおりよ。恐ろしいことに四章で登場するわ。
『パトリック・ロードウェル』
弟くんのためにも、彼には改心して欲しかったんだけど……今回の件はやり過ぎね。あの場にリズがいなかったとしても、生徒達を殺そうとした事実は変わらないもの。
プロット的には、『制服は高価だから、着ている生徒が狙われるかもしれない』というフラグが存在していたから、彼が黒幕である必要はなかったのよね。
でも、彼が関わっていた方が理由付けが出来るという理由で首謀者にされたわ。そういう意味では、彼も作者に利用された被害者なのかもしれないわね。
『トレバー・レリック』
作中ではどこかの貴族としか言われていないけど、レリック子爵家の次男坊よ。
弟くんと同い年で、小さい頃のリオンと同じような境遇。今回は自分で未来を切り開くため、そして可愛い彼女をゲットするためにミューレ学園に来たみたいね。
まあ……彼女の方は出来なかったみたいだけど。
ちなみに、彼は五章で再登場するわよ。
『リーゼロッテ・フォン・リゼルヘイム』
リゼルヘイム国の王女。王位継承権は第十二位ね。
一言で説明するとドジっ子ロリ巨乳。
リズという少女を学園に通わせたいって、グランプ侯爵に言われたときは驚いたわ。だってリズってリーゼロッテの愛称よ。隠す気なさすぎでしょ。
まあ、だからこそ、なにか思惑があるんだろうなって気づけたんだけどね。
ちなみに、三章のサブテーマでのヒロイン枠。なので四章以降は、サブヒロインとして活躍していくわ。
後書きかなんかで作者も書いていたけど、最初はお淑やかで上品なお嬢様だったのよね。それがなぜか、登場早々にドジっ子になってしまったわ。
色んな授業に顔を出すも、失敗ばかりで上手くいかないという未来は決まってたから、結果的にはドジっ子で良かったのかもしれないけどね。
『アルベルト・フォン・リゼルヘイム』
リゼルヘイム国の第一王子。王位継承権は第一位よ。
一言で説明すると才能あるシスコンね。それ以上でも、それ以下でもないわ。
最初に登場したときは、パトリック枠だと誤解した人は多いんじゃないかしら? 実は一番最初のプロットでは、そう言う役回りだったそうよ。
その時は王位継承権第三位で、王位につくためにリズの人気を欲している。けれど、あたし達が第一王子を味方につけて――と言う流れだったらしいわ。
でもそれだと安直だから、実は条件付きの味方だったという方向にひねったのよ。
『ウェルズ』
ウェルズの洋服店のオーナーね。
アリスブランドの技術には到底及ばないけど、彼の洋服に対する熱意は本物よ。娘のエイミーがミューレ学園を卒業したことだし、これからもお店を盛り立てていくはずよ。
『エイミー』
弟くんと同い年の女の子。
洋服のことしか考えてない……と思いきや、アリスブランド目当てで弟くんのハーレム入りを希望したとき、ソフィアちゃんに許されてるのよね。
あたしのもとに届いた情報によると、森での課外授業の際、弟くんを見上げる視線が熱っぽかったって話なので……そう言うことなんでしょうね。
『アカネ』
弟くんの一つ年下で、胸の小さな女の子。
肩まである紅い髪に、真っ赤な瞳。そして胸が小さい。今作では初めて、設定で胸が小さいと書かれた女の子ね。
設定にはクラウド商会の娘ってあるんだけど、本編では出てこなかった気がするわ。
ちなみにクラウド商会って言うのは、貴族を相手に商売をしている商会よ。最近は物が売れなくて困ってたんだけど……今回の件で巻き返すのは確定ね。
さて、キャラ紹介は以上ね。
それではまた、次は四章で会いましょう。






