夜明け
長い夜を越えて
日はまた上る
その闇から現れる
幻想的な風景は
人を惹きつける
そんなことを呟いた少年は
今も過去に泣き
そして戦う少年は
眠そうな顔で
パソコンと対峙していた
図や表や無数の文字
迫り来る期限
それらに追われながら
キーボードをあくびしつつ打っていた
ふと窓を見てみると
黒と青の色が
少年を見つめていた
なぜそんなにも頑張るのかい?
しかし少年は消して妥協はしない
そういう訳で、
かつての景色に励まされながら、
負けじと文字を打ち続ける。
即ち今も、
歩いてる。