表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/7

黒青と白

未だにキャラクターの名前が明らかになりませんね(汗)

いや、別に考えてないわけでもこのまま行こうという訳でもないのですが・・・・。もうしばらくお待ちを!


駆け抜ける景色、駆け抜ける彼女の姿、駆け抜ける・・・・・・激痛・・・・。



ただいま僕は、引き回されています・・・・・。



「いだだだだっだだだだだだだだだだだだだだっだだだ!!」


「ちょっと・・・・!痛い!・・・痛いから!ねえ!?聞いてる!?」


「あー、うん・・・・聞いてる。」


「何!?その適当なの・・・・!いやっ!怖い!この娘怖い!!」



そう、俺がこの市中引きずり回しの刑に処されたのはほんの数十秒前の話なのだが・・・・。

さかのぼる事二十秒強・・・・・・俺は地面にふしていたわけだ。

そこで彼女は俺へのせめてものつぐないで手をさしのおべてくれた・・・・と思ったんだったんだがなぁ・・・。

残念ながらそんなねぎらいなんて彼女は持ち合わせていなかったようだ。


おかげで俺は今こうやって腕をひかれ尻でこの長い廊下を全力で疾走しているという訳なのだが・・・・。


いま・・・・僕は・・・・そう、立ち上がろうと頑張っているわけです。


でもコレ・・・かなりむずかしいんです。

立ち上がるの・・・・。



なので。

「いだだだだだだだだだだだだだっだっだっだい!!」

という訳なのです。



そろそろ・・・・四十秒ぐらいったったかな・・・。


「・・・・って・・・!いいかげんにしろぃ!!」


そろそろ俺の尻も限界だ、悪いが手をふりほどかせてもらうぜ!!


         ッバ!!


「え?」

「え?」


引いた手を彼女は離さなかった彼は振りほどこうと力を込め、彼女は手を離すまいと力を込めたのだ。


もちろん男の力で引かれた彼女は俺がいる法へと体制を崩す事になるわけなのだが。


「うごぉ!」


頭の中身、そう。

ミソ的なものが揺らされた。彼女の肘鉄が見事僕の首筋を砕きにかかった。


別にわざとじゃないだろうが見事な入りだった。

おかげで彼のメガネが地面へと独り立ちをはたしてしまった。


「・・・・今の・・・わたしのせいじゃないからね・・」


「うっ・・・くぁ・・・くそ!わっかてる!わかってるからそんなじっとりした視線でこっちを見るんじゃない!くそうっつ!」


地面に同じく体制を崩し座り込んでいた彼女は立ち上がりスカートについたほこりをぽんぽんと手で払う。

この時、少年は初めて彼女をはっきりと確認したのっだった。

少年は思った・・・・変なの・・・・っと。



長い黒髪に蒼い瞳、それに赤に黒のラインが入ったチェックのスカートにワイシャツ。

それに腰に上着と思われる薄い茶色の布を背中から前にまわし結ばれていた。


それが少年にっとってはあまりにも異様な姿に思われた。


「なにじろじろ見てんの・・・気持ち悪い」


そういうと彼女は少し青年から距離をっとった。


「気持ち悪いとはなんだ、お前・・・俺にっとってはお前のその姿こそ面妖だと思うがな」


少女はっはという表情をすると一呼吸おくと溜息を吐きだしこう続けた。


「あんたねー、あんまり人の背格好どうこういうもんじゃないよ?そんなんしてたらいつか友達いなくなっるての」


「いや、てかその・・

「目の色?」


少年の言葉をさえぎり少女が答えを出そうと先急ぐ。


「この目の色はねぇ・・」

「いや、目じゃない」


今度は青年が少女の言葉をさえぎった。


もちろん少女はハトが豆鉄砲をくらったような表情になった彼女はっつこまれることはそこだけだとおもっていたからだろう。


「・・・・じゃあ・・・なんなのよ・・・・」

「いや、目なんて普通じゃん。それよりもさ、そのどすどすどすどす・・・・・


「はぁあ?」


なんだろうか、青年の言葉が何か鈍い騒音にかき消された。

その時思い出す。

自分が何ゆえ走っていたのかを。



恐る恐る自分たちが走ってきた廊下の先に目を向ける。


「うわ、最悪。っでかいうさぎ」


「え?何?でっかい何?ちょ、ごめんね、うるさくて聞こえない」


「うわわ!あんた空気よめな!!最悪だよ!ほら、早くっ立って!逃げるよ!」


「ちょっと待って、メガネメガネ・・・・」


「うわわわ!ネタ古!!ケツみたいな目で床さすさすしてるよ!こいつ本当に駄メガネだな!!」


こんなコントじみた事をしてる場合ではない。

この間にも着々とでっかい化け物はこっちへと近づいているのだから。


らちがあかないと思った彼女は青年のメガネを拾い上げると再び青年の手を握り走り出そうとしたしかし今度は青年はびくともせず動く気配はなっかった。


青年は立ち上がりウサギの方へと向き直った。

はっきりいって少女には正気の定とは思えなかった。

こんなでかいやつ相手に何ができるのかと。

相手は軽自動車並みの巨体を誇っているというのに。



「あんたはばかかぁ!さっさと逃げるんだよ!はひゃく!」


今噛んだ、でもそんなこと気にしてる場合じゃあない、早く逃げなければただでは済まないのだから。



すると青年はここで初めて動いた、少女がつないでいた手を青年側へと引っ張る形で・・・。


「・・・・?・・・・」

ふと思うと同時に口からはっせられる。

混乱する頭の中無意識に発せられた言葉・・・。


「しぃいぬぅうううううううう!!てかしねぇええええええええええぇ!!」


必死だった・・この場から逃げ出そうと。


だが青年の手は強く握られたまま離そうとしない。


相変わらず青年はでかい化け物うさぎの方を見たまま動かない。


するとここで青年はウサギの方を指さし「生きたけりゃ俺の肩越しにあの化け物を指で示せ」っと・・。


訳がわからないがしぶしぶ青年の背中におぶさる形になりながら少女は言われたとうりに指をうさぎに向かって突き出したそして。



それを横目で確認すると青年はポケットに手を忍ばせ何かを握るとその腕を少女が示す方へと向けた。



少女は目にした。


青年が手にしているその『物』を。



そこには決して大きいとは言えないものの、確かに他を圧倒する力の産物が握られていた。


銃である。


ただ、黒の中に光を反射してる所だけ美しいと言えるほどの青く眩い光を放っていた。


そんな光に目を奪われていると光の芸術品は轟音と共に火を噴き本来の道具としての姿を見せた。


青年が引き金を引いたのだ。

ハンマーが落ちシリンダーが回り、次の弾丸が自らの出番はまだかとせめぎ立て急ぐ様に次の発射にそなえ装填される。


そして少女の視線は青年のまなざしの先へと向かった。



そこには体をのけぞらせ後ろへよろめく、だが直ぐにこちらへその怒り狂った眼{まなこ}は向きなおされる先ほどよりも数倍怒り・・・。



「そりゃぁ・・・・そうだよね・・・」眉間に鉛玉を叩き付けられればそれはさぞ不愉快になるだろう。


化け物の額は毛皮が弾け、頭がい骨がわずかに顔を覗かせていた。


だが不思議なことに出血は見られないのだ。



だがそんな事を気にしている間に向き直る化け物に二発目の鉄槌が下される。

驚くことに全く同じ場所に。


驚き、少女の指先が少し下がる。


「手を下げないで!!」


青年の怒涛が飛ぶ。


「あ、ごめん・・」


あまりに現実離れをしすぎたあまり今自分というものを忘れていた。

どうやら青年は少女の指を基準になんらかの方法で狙いを定めているようだ。


それを考えると用は見えればわたしがこんな事をしなくてもいいということで・・・・。


「あいつ、逃げようと・・・ってことは次で・・・・」


わたしがこいつにメガネを返してやればいい話なんじゃ・・・。


そう思いメガネをしまい込んだポッケットに手を突っ込み手さぐりで探り見つけ出す。



頭に二度も激しい衝撃を叩き込まれたウサギは体制を崩しながらも体をひるがえし逃げようともがいていた。


そこに最後の一発を打ち込むため青年は指先に力を込め狙いを定めた。


そして、最後の一発を放つ、そんな時。


視界が戻ってきた。


「うわぁあおぉう!?」


ぼやける視界。


狙いがずれ後ろによろける。


放たれた弾丸ははるか上の天井に向かって発射された。


その隙をついて巨大ウサギは重い体に力を込めるとその場を驚く程の速さで去っていった。


どこにそんな力が残っていたのか。



そんな状況にポカーンと仰向けに倒れたまま天井を見上げる。

少女を下敷きにしたまま・・・・・・。



少女は抜け出そうと背中のしたでもがいているが、今はそんな事は気にならないくらい頭が真っ白だった。



ただ一つ・・・・これは怒りってやつだ・・・・。









次辺りに名前が明らかにしようと思います。

主人公ですからね(笑)一応・・。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ