表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

豪雨

作者: J坊

たまには、なんの意味もない作品を書いてみたくなった。

精神メンテナンス的なアレ。

ゆるく書いてみた。

 ふとパソコンから視線を外に向けると、空は今にも降り出しそうな分厚い雲に覆われていた。


「あー……ゲリラ豪雨ってやつか」


 スマホにも雷・大雨警報が流れてきた。これは降るな。

 と思っていたら、本当に降ってきた。

 しかし、降ってきたのだが……


「今より、投下訓練を開始する‼」

『イエッサー‼』

「ふぁっ!?」


 なんと雲から無数の兵士がパラシュートで投下してきた。


「な、なにごと!?」

「我々の作戦の隠ぺいは完璧だ‼ 今日こそ日本に革命を起こすぞ‼」

『イエッサー‼』

「我らゲリラの底力見せてやる‼」

「イエッサー‼」

「この戦いに日本の未来が決まるんだ‼ 油断するなよ⁉」

「イエッサー‼」

「まさか、これが本当のゲリラ豪雨ってか⁉」


 つぶやきを肯定するように、次々と落下するゲリラ。

 すると、今度は別の雲から降ってきた。


『ウホォォォォォ‼』

「ゴリラァァァァァ!?」


 森の賢者ことゴリラが降ってきた。

 これではゴリラ豪雨である。

 ゴリラたちはいわゆるスーパーヒーロー着地や五点着地など様々な方法で無傷で着地すると、次々に咆哮を上げてゲリラに襲い掛かる。


「くっゴリラたちめ‼ 貴様らの好きにはさせんぞぉぉぉぉぉ‼」

「なんで⁉」


 ゲリラたちもゴリラに立ち向かう。

 コンバットナイフを取り出し、ゴリラに襲い掛かるゲリラ。そのコンバットナイフを真剣白刃取りするゴリラ。

 マシンガンを撃ちまくるゲリラ。銃弾を軽やかに寸前で避けるゴリラ。

 戦車でゴリラをロックオン。ファイア! するゲリラ。砲弾の回転に合わせて威力を抑え、受け止めるゴリラ。


「ゴリラすげぇ!?」


 ゴリラが器用さを十二分に活かしながらゲリラに対抗する。

 ゴリラの圧倒的な腕力の前に、次第にゲリラは追い詰められていく中、一人のゲリラが楽器を持ち出した。


「こうなれば音楽で対抗だ‼」

「なぜに!?」


 超展開を他所にゲリラは即興でバンドを組んで演奏を開始。ゲリラライブである。

 ゴリラも負けじとドラミングで対抗する。

 互いのセッションが交わり合い、偶然にもハーモニーが生まれ始めた。

 すると音楽を通じ、ゲリラとゴリラの間には友情が生まれた。


「戦いは無意味だ。やめよう」

「ウホッ」

「いや、意味わかんねぇよ⁉」


 降りしきる雨の中、彼らはいずこかへと立ち去って行った。


 すべてのゲリラとゴリラが立ち去ったのを確認し、男はふと大切なことを思い出す。


「やべっ、洗濯物取り込んでなかった」


 思った通り、洗濯物は全滅していた。


『本日限りで無能な政治家は全員辞めてもらう。新しい日本の誕生だ‼』

『うぉぉぉぉぉ‼』


 あと革命は成功した。消費税が少し下がり、日本はちょっとだけ良くなった。


 面白いと思っていただければ、お手数ですが「いいね!」もしくは、下の☆☆☆☆☆から評価ポイントを入れて下されると幸いです。

 むしろ、両方やってください!


作者の人間性が大体わかる作品のあれこれ


追放されし者たちの話

https://ncode.syosetu.com/s1979f/


世にも奇妙な王道ファンタジー

https://ncode.syosetu.com/s6617g

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ