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1 俺、総理大臣になる

俺の名前は、佐々木勇樹

いつものようにスマホに明け暮れていた俺に一通の手紙が届いた。


佐々木勇樹様

「東京都 千代田区、郵便番号 は100-0013か。誰だろ。」

開けてみる。

拝啓、貴職のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。


私たちは日本国の未来を担うべく、佐々木様のリーダーシップとビジョンに強い期待を寄せております。佐々木様が持ち合わせている政策立案能力、国民に対する深い理解、そして日本の発展に対する熱意を見込んで、霞が関一同、佐々木様に総理大臣としての就任をお願い申し上げる次第です。


佐々木様の卓越したリーダーシップの下、日本の経済・社会・外交を強化し、国民生活の向上を目指すことが可能であると確信しております。私たちは、佐々木様が掲げる政策の実現に向けて、全力でサポートして参ります。


ご多忙中とは存じますが、ぜひ一度お考えいただければと存じます。どうか私たちの願いをご一考賜りますようお願い申し上げます。


敬具


霞が関一同


「これはAIで書いたな」

そんなことよりだ・・・。俺は天井を見上げた。茶色の木目と、天井のライトが光っていた。

「俺・・・総理になるのか・・・ええー!」

ほげー。と放心しているとあっという間に次の日が来た。

玄関のチャイムが鳴る。ピンポーン。

ガチャ

ドアを開けると、群青色のスーツを着た眼鏡サラリーマンが俺の前に現れた。

「佐々木様、お迎えに上がりました。私内木と申します。あちらにお車を用意してあります。」

催促さいそくしてくれる。

おお?ええ?昨日の今日で?迎えに来た?といろいろなことを考えているが。俺は終始無言だ。

「ちょっと待ってください」

一度ドアを閉めると、俺は行動を開始する。衣服を着たり何だりするのだ。

とんでもない話だけど、総理になれるなら誰だってなりたい。俺だってそうだ。断る理由がない。

そそくさと準備を終えて、玄関前に立つ。

「よし!」

独り言を意気込み、ドアを開ける。

「お待たせしました」

「いえ、鞄をお預かりします」

「ありがとうございます」

俺はちょっとうれしくてニコニコしてしまう。

何かよくわからないけど、今日から俺は総理大臣だ!夢が明るい!

こうして俺の総理ライフが始まるのだった。


減税革命編に続く

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