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09-04-19

雁字搦めの心をみんな抱えて生きているならば、それを知らないだけならば、世界はもっと僕らに優しくなるべきだ。政治的反対を叫んで、宗教的反逆を叫んで、世界の惨たらしさを声高に嘆かない僕らは十分世界に優しいのだ。明日の暗さに啜り泣くだけの僕たちは慰められて然るべきだ。


明日が暗いから、万事の一寸先は闇だ。それを照らす明かりを持ち合わせないから、灯台下暗しは当たり前だ。眠気に説き伏せられたくはない。明るい未来なら寝ずに見つめていたい。死にたくはないといっても殺されるような人生で、それを贅沢と言ってくれるな。

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