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03-17-19

客観に言葉を喰われた。何を言えばいいのかも分からないからただ時が過ぎるにも無気力なまま。朝は重くて、夜が暗くて、間に挟み込んだ時間ではどちらも眠たげに大きな欠伸。早歩き、右も左も分からないのに、爪先が前にあるから、目が前に付いているからってただ歩くだけ。太陽は作業的に通り過ぎ、僕は効率を無視した惰性的反骨を、神に命令されたかのように溜めるだけ。人生ってなんだろうと、考えさせられていたのに幸せだったのは、もう昔の話だ。今じゃ神も死も引き合いに出しては、終いに現実性を帯び始めてしまった憂鬱を犬の糞か何かのように遠ざけている。僕の想像力は世界の何処にも橋を架けない。ただ世界を僕の内側から眺めながら、手足の伸ばせない窮屈さに喘ぎながら、脳の何処かに絵を描いているだけ。

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