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04-02-20 言い訳

私がいつも小説の続きを書けない理由を知っているか。ひと段落ついた途端、はたと筆を止めて手を付けない理由を。

付けられないのだよ。私は人の文章に手を加える事が出来ない。その日その時の感情のままに筆を走らせて、一息に作り上げた世界観にまた入り込むなんて出来やしないんだ。何故なら毎日私は違う思考を巡らせ、違う言動をする、寝て起きた後の違う世界に立つ別の人間であるからだ。

故に私はいつも悩む。過去と今に繋がりを探し、そして今と未来の間の溝を恐れる。草稿に果たして手を加えられるのか考え込み、過去の手記を読んでは、共感出来る部分がある事に安堵する。

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