表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/47

07-19-20

ねえ、僕の今は何万字まで描けるだろう。字数制限は記憶を端からぼやけさせる。原稿用紙に虫食いの穴を空けるから、とても危うい今の上に立っているような感覚がするんだ。書き連ねて、字数をカウントしてその積み重ねが現実を安定させるなら、これほどまで奇なる事実は無いと思うんだ。夢も真実と言い張れば真実か。意識すらも無意識と言い切れば僕は夢遊病患者なのか。考えとは違うところで身体がふわふわ浮いているか、若しくはその逆の状態で思考が浮いている。


白い靄が目の奥にかかる。走った筆記体は乾く間も無く溶け出して、ああ現実とは、文字に表し切れなかった記憶が大半を占めていた。

今夜も意識は夢に赴く。全ての消えた文字の行き先。想いと記憶の吹き溜まり。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ