表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/47

07-26-20

窓の下の道路をトラックが走り抜けた。真夜中に似つかわしくない駆動音を響かせるそれが、不運の後に起こすであろう爆発音を想像した。ある種の確信染みた感覚は、無音を以て裏切られる。事故が起こる可能性に僕は恐怖し、また同時に期待したのだが、根拠も何も無い、ただ不吉なだけの予想は露と消えた。確信染みた感覚だけを虚に残して。

そういえば、間違っていなかった確信は、総じて感覚を残した事が無い。感覚、確信。カ行の硬質な音に似た余韻を残さないものだった。それはいつも、ふわりと柔らかく溶け込み、錯覚と現実の境界を暈すもの。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ