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09-11-19/

僕は僕を知っている。だから精神科医なんて必要無い。あんな奴ら、知っている事実を淡々と述べるだけで、診てもらうだけ金と時間の無駄だ。自己承認欲求、劣等感、自傷衝動や希死念慮だとか、抱えて生きてて当たり前な時代なんだろう。もう分かっているんだよ。そんなこと分かってて嘆いているんだ。こんな心が普遍的だって知ったから、陳腐な診察はもう用済みだ。

こんな痴れ事を散らかす為に言葉を書いているんじゃあないだろう。そろそろ変われよ、もうすぐ変わっちまえよ。寝る前に文字を吐き出す習慣が、ただの睡眠導入剤代わりだってんならお前の言葉すら用済みだ。これは変わる為の言葉だ。現状維持にだらだら垂らすだけなら、お前の涎か寝言、いびきより価値の無いものなんだ、いい加減気付いて文字に起こしやがれ。

ああ僕は君の客観だ。意味の無い自己紹介だったろうか。こんな眠る寸前に呼んで、どうせ本題に入りもしないで寝てしまうことは知っている。大きな欠伸だ。

今の君は成人失格に近いらしいよ。他人の正確な評価は分からないから、発言からの推測に他ならないんだが、一人前とは言い難いようだ。知っていただろう、悲しむべきじゃないさ。僕の感じている、即ち君の感じている「変化の必要」、これは今までの君じゃこの先一人前とは呼べないっていう事じゃない。君がこなしているのは「変化への適応」であり、それに於いては君はよくやっている、——あくまで他者の発言を考慮した客観的事実であり、総合的評価では決してないが——そう思ってくれていい。

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