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12-12-20
知識を詰め込まれるのは嫌いじゃない。だからそれに甘んじて思想を植え付けられるのも実際のところ、吝かではない。何故ならそこに自分の意思は無く、従って自分の苦悩は無く、それとは反対に身体は意識的に動いてるように錯覚するので心地よいのだ。人の流れに流される事を、自分から流れているのだと思いながら前に進めば、後に残るのは苦もなく何処かに辿り着いた僕だ。これを楽な人生と呼ばずして何と呼ぶのか。
頭を不意に殴られたかのような揺れ。時折あるのだ。うとうと物思いに耽りながら微睡むと、まるで間違いを強引に正す意思のようなガクンとした揺れが来る。




