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06-24-18

遣る瀬無さが書き出せたなら、僕らの夜は少しだけ短いし、朝は少しだけ清々しい。

遣る瀬無さが書き出せたなら、雨は少しだけ爽やかだし、北風とは少しだけ仲が良い。

でも、遣る瀬無さが書き出せたなら、夕日は少しだけ寂しい。終わる一日を残念がって、きっと夕日を責めている。

遣る瀬無さが書き出せたなら、僕は僕を少しだけ好きになるし、君は君を少しだけ好きになる。

遣る瀬無さが書き出せたなら、遺書は少しだけ意味を失くして、葬式は少しだけ騒がしい。

だから、遣る瀬無さは書き出して、現実を少しだけ幻想に近付ける。悪夢を少しだけ穏やかにする。

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