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あやしの診療所―のんのん先生とぼく―  作者: みどりりゅう


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アチラのお医者さんと地下決戦1

「生きててよかった!」


 たしかにテルコヒメは「のうのうと生きとるわ」って言ってたけど、そんなもの本当に会ってみないとわからないからね。

 ケガとかもなさそうで、ほんとうによかったよ!


 のんのん先生は

「……心配をかけてしまって申しわけない。すぐもどることができればよかったのだけど、なにせハガネアリに拾われてからはアリの巣に軟禁状態だし、そこを逃れてここに来ると、ケガしたゴブリンだらけなものだから。

 ついつい治療に手間取ってしまった」


「先生がいらっしゃってくださるおかげで、我々は助かっておりやす」


 頭を下げるジョーンズに目をやると

「薬類や設備も全然足りないんですが、できることだけでもと思ってね。

 せめて上に連絡をつけたかったんだけど、なにせネズミとアリがうろちょろしているからままならず、いままで来てしまった……。

 とにかく、ジョーンズありがとう。よくホウイチくんを救い出してくれた」


 ふだんからハガネアリの巣を警戒して見張っていたゴブリンたちは、ぼくたちが巣に入るのを目撃していたのだ。

 その報告を受けたのんのん先生にたのまれて、ジョーンズたちゴブリンの精鋭部隊がぼくたちを支援救助しに来てくれたわけだ。


「先生から教わった『女王の部屋』につながるかくし通路をつかえたのが、成功の要因でさあ」


 ジョーンズのことばに、先生は

「おかげでたすかったが、相手にバレてしまってはもうあの通路を使うことはできないね。もうしわけない」

 とわびたが、


 小鬼は手をふって

「そりゃ、しかたねぇこってさぁ。どうせ現状の戦力では、こっちからあの巣に攻めこんであのニセモノ女王アリとネズミをたおすってのは、むずかしいこってす」


 うなずくのんのん先生に

「先生は、あれがニセモノの女王だと知っていたんですか?」

 ぼくが問うと

挿絵(By みてみん)


「ええ。なにせわたしは、あのニセモノにホンモノの女王アリが暗殺され巣の支配権を奪われる現場にいたからね……。

 わたしも女王とおなじように殺されかけたが間一髪、脱出したんだよ。きみと同じく秘密の通路をつかってね」


 暗殺!そんなことがアリの世界であるっていうの!?




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