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あやしの診療所―のんのん先生とぼく―  作者: みどりりゅう


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アチラのお医者さんとなぞの玉3の20

「やっぱり、われわれが今いる宇宙に比べると変化のスピードが速いですね。たしかこっちの宇宙では、これぐらいの状態になるまで十万年ぐらいかかったはずです」


 先生のことばに

「「もともとの物質総量がちがうからな。この世界卵はわれらがもといた世界がほろんだ時にのこした残骸のようなものだ。あと何週間かしたら恒星や惑星もできて、生命体もあらわれるだろう」」

 リトル・グレイが、頭の中に直接語りかける形で返事をする。


「「われわれは『記念』としてその卵をこの世界に持ってはきたが、もし孵化の兆候が見られたら、すぐに危険のない異空間に捨てに行くつもりだったのだ」」


「自分たちの世界の復活……ということは考えなかったのですか?」

 先生の問いに


「「われわれの故郷である宇宙は、すでにほろんだ。この卵から生まれた宇宙は、あくまで新たなものたちの宇宙であって、われわれのものではない」」

 たんたんとしたもの言い……いや、思念だ。どことなく物悲しさを感じた。


「「それに、われわれはこの世界……というより、この町をそれなりに気に入っている。

 この町をこわしたいとは思わない。しかし、あのおろかな緑色の連中にはそれがわからない。

 孵化の兆候が見られたので、われわれがほかの世界に持って行こうとした卵を、みどりは勝手に持ち出した。しかもそれをさらにぬすまれるとは、バカはどこまで行ってもバカだ」」


 そう念話すると、リトル・グレイはサイコキネシスで空中に浮かべたリトル・グリーンをさらにぐるぐる回した。


「ヤメロ。ワレワレハ、ナニモ悪クナイ」

 さけぶグリーンに


「「悪いに決まってる。この故郷の恥さらしが」」

 怒っている。どうやらリトル・グレイは、もとからリトル・グリーンのことがきらいらしい。


 先生もあきれて

「ほんとうにあなたがたはものをこわすのが好きですね。自分たちがいっしょに滅びることになっても、この世界でビッグ・バンを起こしたいだなんて」


 破壊衝動が強いって言ってたもんな。


 宙にぐるぐるしてるグリーンは、こりずに

「セッカクノ大爆発。体験デキル、ラッキー」

 と、のたまう。


「「バカが!!!」」

 グレイは回転を速めた。


「#〇▽――!」

挿絵(By みてみん)

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