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あやしの診療所―のんのん先生とぼく―  作者: みどりりゅう


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217/428

アチラのお医者さんとなぞの玉3の13

 でもクロハさんの心の問題は、しかたないこととしても

「……あの銀の玉をほったらかしでいいんですか?クロハさんから取り返さないで」


 ぼくの不安に、のんのん先生は顔をしかめ

「正面からあのカラス女性とやりあうとなったらおおごとです。なにせあのアチラモノは強力ですし、もし取り返したとしても一生うらまれます。おそろしいことですよ」

 怖気おぞけをふるうように首をふった。


「じゃあ、いったいどうするの? ヒカゲモノは見捨てるの?」


「いえ。そういうわけにはいかないから、わたしは今回カッコウについてきてもらったのです……どうです?うまくいきましたか?」


 クロハさんとやりあったずんぐりむっくりとしたおじさん鳥は、鳥っぽく首をかしげて

「そりゃ先生、まちがいないさ。なにせ『うちのやつ』ときたら優秀だからねぇ……」


 そう言ってぼくのうしろ……植えこみを見ると、そこから音もなく現れ出たのは、おじさん鳥と同じく、地味な「おばさん」顔をした灰色の鳥だった。


「あんたぁ、やってきたわよん」


「ああ、おまえ。よくやってきておくれだねぇ。すてきな女房」


 夫婦つがいらしく、仲良さそうに抱き合うと、チュッチュチュッチュついばみあう。

挿絵(By みてみん)


「――それで『もの』はどうですか?」


 先生の問いに、おばさん鳥は

「そりゃもう。ちゃんと、ここに持ってきましたよぉ」

 そう言って、灰色のつばさのすき間から取り出したのは……


「あっ!銀の玉!」

 まちがいなくさっき、クロハさんが抱きかかえていた銀のたまごだ!


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