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あやしの診療所―のんのん先生とぼく―  作者: みどりりゅう


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アチラのお医者さんとなぞの玉3の3

「……なに、人の家の前でジャグリングみたいなまねしてるんですか?うちの看護師スタッフで遊ぶのはやめてください」


 先生のことばに

「「この首はおそってきたから、止めただけだ。そんなことより『世界』をかえせ」」


「世界?なんですか、それ?」

 先生は首をかしげる。


「「しらばっくれるな。この目ざわりな緑色どもが持ち出した『世界』だ。お前にまかせているという情報をコイツらから読み取ったから来たんだ」」


 リトル・グリーンは念動力で回転させられながら

「医者、コイツニ『世界』ヲ、ワタスナ!」

 さけんだ。


 先生は、はっとした表情で

「……まさか、あなたたちの宝……銀の玉というのは、本物の『世界』なんですか!!?」

 声を荒げると、上にいる緑色に向かって

「リトル・グリーン!そんな大事なことは先に言いなさいよ!……まったくヒカゲモノはなんてものを捨てたのか!」


 ぼくにはチンプンカンプンだけど、先生はなんなのかわかったらしい。ひどく、おこってる。


 リトルグレイは、そんな先生と上空のやりとりに(どうも彼は短気らしい)いらついて

「「なんでもいいからよこせ。さもないと、おまえらもこうだ」」


 そう念話で言うと、ぼくらにぷっくらとした指を向けて……


「おわっ!」


 なんだ?ぼくたちの体まで浮いてる。とんだ無重力体験だ!

挿絵(By みてみん)

「「たたきつけてやる」」


「やめなさい!わたしたちにそんなことしても『世界』はもどってこない!」


 って先生がさけぶんだけど、耳に入れない(いや、どうも耳らしいものはない)リトルグレイは指を下げた。


 とたんに無重力状態は失われて、ぼくとのんのん先生は、地球に引っ張られた。

 ジェームスがぼくを支えてくれようとシャツをつかむけど、ゴメン、体重オーバーだ。


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