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フランスにいくはずが…… 。  作者: カモネギ
7/32

進化したアプリ

今回も少し短いです。

よろしくお願いします。

 



【ステータス】【鑑定】【ミニー】【女神の息吹】【第三の眼】



 なんとなく、そう、なんとなくなんのアプリか見当はつく。

 でも、【女神の息吹】【第三の眼】ってなに?!

 あんまりな名前で何の事を指しているのか全く見当がつかない…。

 さっきまでウトウト眠くなっていたけれど、地味に衝撃を受けて全く眠れそうになくなった…。


 なら、やる事は一つか。


 まず、【ステータス】ショッキングピンクに人体図のアイコン。開いてみると案の定。


 ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

【ステータス】

 氏名 : 安藤 遥 / アンドウ ハルカ Lv56

 状態 : 疲労

 性別 : 女性

 年齢 : 28歳

 所属 : 未定

 属性 : 《聖属性魔法》《光属性魔法》《風属性魔法》《水属性魔法》《火属性魔法》


【スキル】《 浄化・吸収》《祝福》《シールド》


【オリジナルスキル 】《言語転換》

 ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー


 おお!魔法!しかもスキルに『シールド』!使えるって事!?何気にレベルもあるけどこの数字はどこから来てるの?これからレベル上げできるってことなのかな。そして、やっぱりあった『言語転換』ありがたい! 話す時の口の動きと音声があってないし、時間なども私の知っている単位で通じているからそうじゃないかと思ったんだ。後は明日にでもリュカに本とか書き物を見せてもらって読み書きできるかテストしよう。




 次は【鑑定】虹色にカメラのアイコン。

 やっぱりカメラが起動した。でも、画面に映し出された物体にステータス画面のようなものが写り込んでいる。

 例えば、ベットの隣にある鏡台を写してみると


 ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

【鑑定】

 客間用鏡台 ハーツァン工房作

 状態 : 良好

 価格 : 450,000円

 ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー


 …円?日本円って事?言葉と同じで私基準に変換されてるって事かな?これは明日にでもリュカに確認しなきゃ。でもこのアプリは今の私にとってとても役立ちそうだから明日色々試してみよう!


 


 さてさて、次は【ミニー】白地に愛車のシルエットのアイコン。これは私の愛車のミニーで間違い無いだろう。


 ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

【ミニー】

 所有者 : 安藤 遥

 定員 :7名

 車体 : 黒

 状態: 瘴気満タン


【スキル 】《状態回帰》《瘴気吸収エネルギーチャージ》

 ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー


 あっ!『状態回帰』って今日副団長さんの足が治ったとか疲れがとんだとか言ってたやつかな。明日王様に報告しなきゃ。ミニーで旅に出れば怪我の心配は無いんじゃないかな。




 さてさて問題の【女神の息吹】黄色とピンクと白の迷彩柄。


 ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

【女神の息吹】

 使用者 : 安藤 遥

 装備 : 未装着

 説明 : ーーー

 ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー


 未装着の横にプルダウンで何か選べるようになっている。

 プルをタップすると、グレー字で今選択する事は出来ないみたいだけれど、『ハンドガン』『アサルトライフル』『ガトリングガン』…これは弟にあげようと思ってミニーに載せて来ていたサバゲー用のライフルだ。

 でも所詮はゲーム用、弾はBB弾だから当たるとそれなりにいたいが殺傷能力もほぼ無い。身を守る武器としてはとっても心許ない。




 最後に【第三の眼】。青地にエジプト象形文字の『目』の模様。


 ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

【第三の眼】

 使用者 : 安藤 遥

 ●未接続

 ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー


 これだけ。

 意味がわからない…。




 とりあえず目新しいアプリを一通り開いてみたけど、【ステータス】と【鑑定】はすぐ役立ちそう。



 なんの気なしに、たまに話しかけてモノマネしてもらった様に携帯に向かって「お話聞かせて」と言ってみた。


『はじめまして安藤様。アルーンへようこそ。

 私はバーチャルアシスタントのリリと申します。

 操作説明、仕様については『設定』でご確認ください。』


 っへ?いつもの女性の声よりも少し年上の落ち着いた声。

 世界が変わればバーチャルアシスタントも変わるのか……。バーチャル?……。


「この世界はなに?」


『この世界はアルーン。生きるものから溢れた暗い感情が穢れとなり、生きるものを闇に染める世界。』


「私はどうすればいい?」


『ミニーと共に浄化の旅に出て聖女の役割を果たしましょう。』


「浄化ってどうやるの?」


『安藤様が直接触ったものを浄化することができます。同様にライフルで打った対象も浄化する事ができます。

 ミニーは周りの空間を浄化します。触れても安藤様ほど素早く浄化することはできません。』


「元の世界に帰ることはできる?」


『残念ながら、お探しの場所へは登れません。』


「家族に連絡することはできる?」


『月に一度、満月の日にだけ電波が届きます。』


「リリ、母に電話して」


『今日は満月ではありません。』


 ………登れないって、元の世界に帰れないよって事だよね。満月の日だけでも電波が届くならメールが送れる?通話もできたりするかな?とりあえず次の満月の日までに状況確認してメールをつくる!


 っはぁ、帰れないなら腹をくくるしかないんだ。

 愚痴はバーチャル?アシスタント、リリにまた聞いてもらうことにして、とりあえず明日のためにも、もう寝よう。





まだまだテンポよくいかなくてすみません。

七草粥食べて明日も頑張ります!

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