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俺の後輩がマジで勇者  作者: Azathoth
勇者後輩と魔王パイセンの春期補講
2/2

Lv2

魔王とはなにか?

 

 それを説明するためには、まず『勇者』について説明しなくては始まらない。


 勇者とは、その時代の人類が限界まで進化した姿あるいは人類の限界点。


 どんな人類も超える力、人が持つ本来の力を十全に引き出すことが出来る。

 

 その対価として、世界に従う存在。

 

 いわば世界の奴隷である。


 『魔王』とはなにか?


 勇者の対極にあるもの?世界の敵?あるいは世界を滅ぼしたり支配する邪悪?どれも正解であり間違いだ。


 勇者が世界の奴隷、世界が選んだ人類種なら


 魔王とはその世界の知能を持つ生命その中で、最上位の人類が望んだ必要悪

 

 いわば、人類が時代に望んだ悪


 わかりにくくなるので実例で紹介しよう。


 これまで観測された魔王で言うなら『傲慢』のルシファーなどの七つの大罪の魔王が有名だ。


 『傲慢』の魔王が生まれた時代では宗教が人を支配しており全ての人が謙虚な時代だった、そのために人は無意識に傲慢を...他人に対して優越することを望んだ


 『嫉妬』の魔王が生まれた時代では、人々は常に敬意を抱き合い、そして共に高みを目指す時代だった、だから人は心の中で嫉妬した...なぜお前に、俺にはないものがあるか?


 まぁこんな感じで『魔王』は人が望んだものだ、故に世界が望む『勇者』とは敵対しやすいのだろう。


 それなのになぜ


 「へへっ、やっと終わりましたよ。またあたしは限界を超えましたよ」


 「お前はそんなことで人類の限界を超えていいのか?」


 勇者(この時代の最強)は目を見開きながら


 「いいんですよ」


 「決して良くはないと思うぞ」


 この時代の人類は今日から本気になれば、一週間前の実験レポートを朝起きてから約三十分で完璧にまとめることが出来るらしい。


 この前が一時間だったので、くだらないことで人類はまた限界を超えてた


 「朝食を食べて『賢者』先生の補講行くぞ勇者(後輩)


 「アイアイサー!今日はHamburgerにしますか」

 

 「無駄に発音がいいな」


 


勇者→世界が人類を正すために選ぶ存在


魔王→人類が世界を変えるために望む存在


勇者は人類から産まれ、世界と取引をすることでなれるが、魔王は人類が望んで生まれるので人であるが人ではない。


その違いについては次回もうすこ掘り下げる予定

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