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第九話緊急防衛戦上

全然投稿出来なかったので途中まで作った所まで投稿します。(謝)

「よし、滑走路が見えた。降りるぞ。頭を上げるなよ。」

先発の【カラス】から順に降りていく。

乱暴に着陸した。

『さあ、行けノロマ共。グズグズするな。走れ急げ。』

無線から隊長の怒声が聞こえてきた。

急いでダッフルバックを持って集合地点に行った。

「部隊集合。」

慌ただしく全員が集合地点に集まった。

「此方の方はソウル惑星の治安部隊長だ。この方が作戦内容を伝える。よく聞け。」

「よし、みんな聞いてくれ。」

小型の電子化された地図を出した。

「今は、最終防衛ラインの手前のブロックでゾンビを食い止めている。ここで市民が脱出するまで死守するんだ。言っておくが、無闇にゾンビに近づくなよ。

奴らは【食う】しか脳がない。そして、噛まれたら奴らの仲間入り。何人も奴らの仲間になった奴らがいる。配置場所は決めてある。指定された場所に行け。作戦内容は以上だ。解散!」

「よし、各自武器にアタッチメントを付けて配置場所に急げ。」

何故かこの話を聞いたら眠くなってしまった。

だってこの頃忙しくて眠れなかったんだから、仕方ないでしょう。

トリスは全員床に座って武器の整備をし始めたので空いた場所に座った。

今の時代でも主要武器がM4ガービンであった。トリスのM4は沢山のアタッチメントが付いていてかなり重いがトリスは強化人間なのであまり気にしない。トリスの武器に付いているアタッチメントはまず、

グリップで反動減少をし,レッドドットサイトで照準しやすくし,レーザーサイトを付け,拡張マガジンによる弾倉増量,グレネードランチャーによる火力増加を図り,都市戦用迷彩を塗っている。

都市戦用迷彩とは武器に都市のコンクリートと同じ色を塗った迷彩だ。

今のM4には四つの弾の種類がある。

一つは、普通の5.56弾。

二つ目は、弾の中に高熱レーザーを入れ標的に当たった瞬間中からレーザーが流れ出て標的を溶かすという弾。

殺傷能力は高いが、飛翔距離が短い。

三つ目は弾の中から外にレーザーを放出しながら高速に放てる弾。殺傷能力は減少するが、飛翔距離と速さが増加する。

四つ目は弾を中心にレーザーの渦がある弾。

拡散しながら放たれるので集団に有効。

グレネードランチャーにも種類がある。

一つは普通のグレネード。

二つ目はレーザー弾で標的にぶつかったら周囲がすぐに蒸発する。

三つ目は火炎弾。

周囲の標的も高温で燃やす。

四つ目はスモーク弾。

落ちた場所にスモークの霧を発生させる。

まあこんな所ですね。

トリスは何故か質問されていないのに自問自答?していた。

そんな事をしていたら突然施設内放送が響いた。

『こちら警備隊、最終防衛ラインから一つ手前のCブロックから生存ビーコンが消えた!

直ぐに配置場所に着け、奴らが襲来するぞ。繰り返す。

直ぐに配置場所に着け。』

放送中に近くの転送装置が起動した。

転送装置は元々決めてある場所にしか行かないのだが場所を変えられることもできる。

しかし、本当のプロではなかったら機械がオーバーロードしてしまう。

トリスは転送装置の中に入り電子キーボードをたたき自分のIDをいれた。

入れた途端周りが白くぼやけたと感じた時には既に周りの景色が変わっていた。

人が次々に走って障害物に隠れ,武器を持ち上げて障害物の上に置いて照準機を覗く。

自分トリスも予定の配置場所に着いて警戒を始めた。

どこから来るのか分からないので周りを見渡す。

監視塔から全体のチャットに連絡が入った。

『コチラ監視チーム、北東3km先にゾンビの軍勢確認!

たっ大変です。

凄っ凄い。大量にいます。』

北東とは丁度,前方だが向こうが黒くなっていて見えない。

いや居すぎて見えないと言える。

戦法としたら、まず火炎放射チームを前方に立たせ,監視塔に狙撃チームを置き,支援兵を後方にさせ,後の重火器部隊と歩兵部隊と工作部隊は中央におく。工作部隊には戦車と砲台の操作、自動砲台の設定をしてもらう。

「よし、お前ら!!

締まって行け!

奴らを一匹も通すんじゃねぇぞ!」

「「「了解!!。」」」

一気に奴らの軍勢を見たら全員の顔が引き締まった緊張感がある顔になった。

『コチラ監視チーム、敵との交戦時間一分前!!』

トリスの身体には今一種の高揚感があった。

敵を倒すという使命によって。

『交戦時間10秒前!』

心臓がバクバク波打っている。

『3秒前!2!1!総攻撃開始!!』

ダラダラダラガガガガ

色んな音が出ながら前の【生きている肉】を【死んだ肉】に変えていく。

『コチラ監視チーム、狙撃を開始する!』

トリスは自分の武器の照準機を使って一人一人撃ち込んで行く。「グレネード!」

ドカーン

金属の破片とともに赤い血肉が飛び散る。

しかし、奴らは脚が無くてもまだ獲物を喰おうとしていた。

『こちら、デルタリーダー。弾薬が無くなった。一時後退する。』

『ブラーボーリーダー,了解。援護射撃する。』

前方にいるデルタチームは走り出しブラーボーチームはゾンビを一斉射撃した。

グレネードランチャーのビーム弾を発射筒に入れトリガーを引いた。

ビーム弾は白い曲線を作りながらゾンビの集団の中心に落ちた。

その瞬間、周囲にいたゾンビが白い水蒸気をあげながらドロドロに溶けてしまった。

それが広範囲に渡ってそして何発も落ちたためそこにいたゾンビの集団は数えきれる数になった。

『最後のゾンビ達だ。撃て撃て。』

ダラララ

トリスは地獄にいるような気持ちになってしまった。

元々は生きていたはずなのに今は形も骨も残っていない。

最後のゾンビは蜂の巣にされ死んだ。

『コチラ監視チーム、敵影なし。』

ゾンビがいなくなってホッとしたが何か不安でしょうがない。

何故呆気なく殲滅できたのか,それが気になった。

ドカァーン

『コチラ監視チーム!!北西の壁が破られた!

ゾンビは見たことがない奴が多い。

進化種か突然変異だと思われる。

注意してくれ!!』

北東に集結していた部隊は大半が北西に向かった。

しかし、先に先行していた一つの戦車がいきなり,かなりの 轟音とともに炎上した。

『こちら、先行部隊アルファチーム!!

戦車隊が何者かによって大破した。

こちらからは何も状況がわからない。』


大破した戦車がいきなり真っ二つに裂けてその所からゾンビがこちらを見つめていた。

そのゾンビは顔が殆ど見えないほど筋肉が全身が囲まれていた。

『ゾッゾンビ確認!

データにはないゾンビです。

筋肉が全身の殆どを占めています。』

そのゾンビは一瞬息を吸った後、こちらに向かって突進してきた。

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