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【第19話:紫→金の連結】
紫の回廊を抜けた先、光がさらに濃くなる。
影が一本に伸び、数字を包み込み、壁面の記憶断片を透過する。
ユウタは息を呑む。
「……これが……全て?」
数字が連続して光り、
233 → 234 → 235 → 236 → 237
と順序を保ちながら、影を通してマリの視界にも反映される。
マリも驚く。
「全部、見える……影も数字も、記憶も……」
紫から金への変換光が回廊を満たし、蒼と紫の境界が消える。
数字・影・色・記憶がひとつの連鎖として並ぶ。
光が強くなると、影が揺れ、次の数字が浮かぶ。
238
ユウタとマリの影が触れ合い、初めて二人の現実が“一瞬だけ完全同期”する。
しかし、同期の瞬間もわずかに揺れ、影の動きでのみ完全な真実が示される。
「これで……」
ユウタはつぶやく。
「全体暗号が、つながった……」
マリは微笑む。
「影だけが、ずっと教えてくれてたのね」
光が頂点に達すると、金色の光の中心に巨大な数字が現れた。
239
それは物語全体の“最終暗号番号”であり、
読者がすべてのヒントを辿れば解読できる最後のキーとなる。
壁面の記憶断片が次々に統合され、黒・灰・銀・白・蒼・紫・金すべてが連動。
影と数字の動きで、巨大暗号が完全に開示される瞬間だった。
ユウタとマリは静かに手を取り合い、
影と数字の光の中で世界の真実を見つめた。




