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ギャルゲ主人公、乙女ゲーヒロインとイチャつく。

「…と、言う訳なんだよね」

「成る程…」

 取り敢えず莉愛が可哀想な学校生活を送っていることは分かった。あとチャラ男は許さん。

「まぁ友達としてなら仲良くしても良いけどさ」

「琉依も人の事言えないもんね」

「カハァッ」

 そう、俺も先輩2人と放課後に集まったりしてるので莉愛をあんまり厳しく言えない。

「それより、その噂とやらをどうするかだよな」

「出所が分かんないからどうしようも無いんだよね~」

「しばらくは様子見だな。何かあったら俺に言う事。」

「はぁ~い」

 聞いても何も出来ないかもしれんけど。それでも何も知らないよりかはマシ。



 カフェを後にした俺達は、スーパーに寄っていた。明日の弁当の買い出しをついでに済ませるらしい。

「琉依明日何食べたい?何でもいい以外で」

今言おうとしてたのに。防がれた。

適当に辺りを見渡すと卵が目についた。

「じゃあ玉子焼き」

「玉子焼きね、味付けどうする?甘め?しょっぱめ?」

味付けとか気にした事なかったんだが。

「どっちでもいい」

「どっち?」

「…甘めで」

「は~い」


 買い物を終え、俺達は帰ろうとモールを歩いていた。

「そうだ琉依、この後家寄ってく?」

「寄ってく」

何でとは聞かない。可愛い彼女からの誘いには途端にイエスマンになってしまうのだ。莉愛の荷物もほとんど俺が持ってるし、謹んで家までの荷物持ちを務めさせて頂く。

 莉愛はよく俺を家に誘う。デート終わりとかもそうだ。本人は気付いてないかもしれないが、多分、寂しいんだろう。帰っても家に1人だから。


ふと、突然莉愛が立ち止まった。

「どうした?」

「…琉依、あっちから出よ」

莉愛の視線の先を辿るとそこには、女の子に囲まれたオレンジ髪の男が。

 成る程、アイツが水谷仙李か。拙者チャラ男でござる~みたいな顔しやがって。他人の彼女に言い寄るとか、どんな神経してんだ。

「良いよ、行こっか」

 明け透けに性的な目で見られた相手だ、良い気はしないだろう。莉愛と俺の精神衛生上、このまま大人しく立ち去るのが良い。

 そっと莉愛の腰に手を回す。

「…嫉妬ですかぁ?」

「消毒だよ消毒。」

 他の男にベタベタされたのはシンプルにムカつくし。

「ふふっ、琉依って可愛いとこあるよね~」

お前にだけは言われたくない。




 莉愛の家に着き、スーパーで買った物を降ろす。他に買った物は莉愛の部屋行きだ。

「琉依、袋開けるの手伝って〜」

「はいはい、どれやれば良い?」

「え~と、そっちの白の紙袋」

「うーい」

白の紙袋を開ける。中に入っていたのは女物の下着だった。

「うおぁ!」

「やーい引っかかった〜」

 コイツ…わざとやったな!!!

「おいこら莉愛!!!」

「あはははっ!!」

男子高校生の純情を弄んで楽しいか!!



「ねぇ琉依、明日はどの服が良いかな?」

「え?それ俺に聞く?俺とのデートなのに?」

「こっちのスカートかなぁ~。あ、このワンピースでも良いかも〜」

無視ですか。

「ねぇ〜どっちが良いかな~」

「ん~、スカートの方が好み。」

「じゃそっちにしよー」

 即決。こういう時素直に俺の好みに合わせてくれる所が可愛い。

「じゃあ次髪型ね」

「まだ決めんの?」

「その次は下着」

「え?マジ?」

「て言うのは冗談」

「おい」

俺の期待を返せ。

「何期待してんのえっち」

「期待しちゃうだろって今のは」

「じゃあ次。髪型どんなのが良い?」

また無視と。

「髪型かぁ…」

 正直どんな髪型でも可愛いと思うのは彼氏の贔屓目だろうか。しかし具体的に言わないと満足されないので何かしら言わないといけない。

「ん~、ハーフアップがいい」

「ハーフアップね、りょーかい。…う~ん、やっぱり琉依ってさ」

「何?」

「清楚系が好みなの?」

「何で?」

「だってチョイスがそんな感じするもん」

「そうかぁ?」

そんなの意識した事なかった。

「やっぱり清楚系が好き?」

「と言うより…清楚な格好してる莉愛が好き」

よくこんな事言えるよな。我ながら引く位の溺愛ぶり。前世じゃ考えられなかった。いや、前世で恋愛してないからか?愛情表現がバグってるかもしれない。

「じゃあ清楚じゃない私は?」

「好き」

「…も〜」


 その後俺達はイチャイチャして過ごした。イチャイチャと言っても健全なイチャイチャ。ピュアな恋愛してるので。

 俺達は割とバカップルな方だと思う。中学の時なんてデートしてたらすれ違ったおっさんに舌打ちされたし。まぁ中身は前世含め40代と30代なんだけど。いや、実質20代後半と女子高生か?…あれ、これは仄かに犯罪の香り。

「莉愛、今更だけどさ…俺中身20超えてんだけど、なんなら後半だけど、付き合ってよかったのか?」

「え?ほんっと今更だね。別に気にした事ないよ、今は同い年だし。」

「本当に?うわ中身おっさんだな〜とか思わない?」

「…オモッタコトナイヨ」

「嘘つけぇ!いつ!?どんな時思った!?」

聞いておいて何だけど、おっさんは流石にショックだぞ!

「…琉依さぁ…たまによっこいしょういちって言うよね」

「言う…けれども」

「当たり前田のクラッカーとか」

「…言うね」

「成歩堂龍一とか」

「……」

「この世界にはその言葉無いけどさ…」

「……」

「いちいち言うことが古いなぁって」

「別に…古くないし…」

おっさんじゃないし。

「大丈夫!中身おっさんでも琉依のこと好きだよ!」

「おっさんじゃねぇし!」

違うし…。

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