ヰ世界の歌 夜明け前のダークエルフ 王道硬派な大河ファンタジーの世界で一歩から始める人外愛譚
~作者~
所羅門ヒトリモン 様
~あらすじ~
『北限の厳冬、人ならざる愛、苛烈なる焔、闇を闢く斧』
〈海外骨太ファンタジー×異世界転生×中二伝奇ビジュアルノベル〉
追放されて極寒サバイバルからスタートの転生ダークエルフ。
最初は何も分からなくて何も持ってなかったからザコだったけど、一歩ずつ進み続けて強くなる。
人外、異形、怪異、冒険譚、王道ファンタジー……!
数多の『物語』と『歌』が積み重なった先に──
~感想~
追放された主人公による成り上がりの王道物語ですが、あらすじにもある通り硬派かつ重厚感のあるお話でテンプレに食傷気味の人にもお勧めできる物語です。
世界観が非常に良く作り込まれていて、追放から成り上がり、そしてその後もしっかりとした各キャラの理屈があり、それでいてテンポ感が良くて作中世界観にどっぷりハマることができます。
例えば、少しネタバレになってしまいますが、主人公は死霊の魔眼持ちのため周りから恐れられて、子供ながらに厳冬身一つで追放されます。彼はリアルな限界サバイバルを繰り広げた後に、彼だからこそ成しうる奇縁に出会い一つの結末を得ます。
彼を取り巻く要素一つ一つが容赦なく、かといって全く救いがないわけではない、そういったダークファンタジー味が本作の最大の魅力だと思います。
また、この作品は呪文唱えれば魔法が飛んでいくテンプレではなく、呪術的な要素が魔術として用いられてるので炎一つとっても誰がどのように参照・使うかで威力が変動する、設定厨にとってはとても面白い作品だと思います。
色々な種族がいて、魔術や神秘を駆使しながら活躍する、指輪物語やハリポタといったファンタジーが好きな人にオススメの作品です。
~URL~
なろう
https://ncode.syosetu.com/n1342iv/
カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/16818023212239228594