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北の空へ

作者: 水元あくあ
掲載日:2009/10/30

北海道の空は、青く青く澄んでいて、この雄大な土地にぴったりな気がする。


5月初旬、初めて北海道で生活を初め、その孤独感から最初は自分の大切な何かを奪われたような気持ちになった。


北見は盆地の街で、四方を山に囲まれており夏は暑く冬は寒い。

ちょうど初夏を迎えようとしていたあの頃、私は一人で過ごす時間の大半を家で過ごしていた。


それでも時折気分を変えようと、坂道を駆け上がるとそこは高台となっていて今ある現実を映していた。


あれから数カ月。

私はこの北見の土地で仕事を見つけ、生活をしている。


まったく知らぬ土地。

だけど人はとても温かい。


仕事のないうららかな午後には、そっと窓の外から青い空を眺めてみる。

車を走らせながら、見る青い空も好きだったけれど


窓の内側から見るこの景色もどこか雄大でこの窓枠から見える空も


どこかへと確実につながっているのだろうなと思えた。


もうすぐ冬の訪れを迎える北海道の空。

また新しい景色を運んでくれるだろう。



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