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最終話 俺の後光よ、世界を照らせ


「ぶっつけ本番だってところかよ!」


 というか、俺って光属性なんて使えたかな?


 光属性のイメージってなんだ?


 あ~、光っていうと、天使とか神様とかそんな感じか。


 闇が魔族とかそんなものだと定義するのならば、やっぱり、そっち方面だよな。


 後光が差したり、翼が生えていたりとかそんなイメージでいいか。


 属性魔法なんて誰も教えてくれなかったし、こうイメージすればこうなるかななんて流れで、全部我流でやってきたし、今回も普通に行けるだろ。


「まずは翼と後光を!」


 俺に白き翼と後光を与えたまえ!


「……ほぉ」


 背後で完遂の弥勒が感心したかのようなため息が漏れた。


 俺的には何か変化が起こっているような気配がしないんだが。


 背中に翼がにょきにょきとはえてきたような感覚なんてないし……。


「……およ? 光の……翼……だと?」


 背後を顧みるように白い鳥のような翼ではなく、光り輝くまばゆいばかりの翼が背中とは接せずに存在していた。


 これが俺の翼だとでもいうのか?


「……つまり、君の力は創造主のそれに近いという事なのだな。なるほど、それならば君の圧倒的な力の根源も納得できる」


「……創造主?」


 俺の力が創造主に近いだと?


 ……つまり、俺は神様みたいに様々なものを創り出せるということなのか?


 そんな力を異世界に転送された時に発揮できるという事なのか?


 俺の力の根源が解明されたので、なんかすっきりしてきたな。


「創造できるというのならば! 俺はその可能性に賭ける!」


 俺は光の翼を羽ばたかせて、空へと舞い上がる。


 そして、瘴気のような闇に取り込まれてつつあるようなサリサを見下ろす。


「創造主であるのならば、後光で人を救えるはずだ!」


 俺は天から降りてきた天使のように演出しながら、慈悲深さで世界を照らすように両手を広げた。


「癒やしの光よ! この世界を照らし尽くせ!」


 創造主の力と同等の能力があるのならば、俺の後光で全てを救えるはずだ。


 俺の根源から光が湧き上がり始めたのが分かった。


 その光は俺の全身から発せられるようになり、そして、辺りを照らし出し始める。


 太陽の光とは違う、金色の光。


 光属性とは多少違うような気がしないでもないが、これが俺の力だ。


 光は俺を中心とするように円を描きながら広がっていく。


 そして、体内から食い破られるかのような痛みで頭がおかしくなりかけているであろうサリサがその円の中に入っていき、ある程度立ち直りつつあった伊東一刀斎だけではなく、何故かこの世界に来ていたエーコ達、完遂の弥勒、ジオール、ドンゴらをも光の円の中へと取り込んでいく。


「ああああああっ!!!」


 サリサが断末魔の叫びかと思えるかのような声をあげた。


 その声と共にサリサの身体から黒いもやのようなものが立ち上り、俺の光によって浄化されたかのように一瞬にして蒸発した。


 これが俺の力か?


 いや、まだだ! まだ発揮できたとは言えない。


 この力でこの世界を……いいや、宇宙全体を照らしてやる!


 この俺の光はきっと……きっと……生きとし生ける者に届くはずだ!


 なにせ、俺は召喚獣バンクナンバー1の男だからな!






 この後、敵側まで全快させてしまったのが判明して、すごい事になりました。



 ~ 第二部 完 ~



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