マシュマロ実験って知ってるかい?
前回、安易な困難を提示する事で物語世界は壊れ読者は急激に購読熱が醒めると云う話題を扱った訳だが、今回もそれに関連する話題を……
二回も続けてこんな話題を扱うのはアレだとは思ったのですが、自身も物語を綴ってる身としては覚書程度でも扱っておいた方が良いかな……と。
そして毎度こんな戯言ばかりを垂れ流すエッセイですが、毎日少ないながらも読んでくれる人が途切れない状態が続いております。
ランキング等とは無関係な戯言祭りですが、地味に読んでくれている人が耐えないと云うのは筆者として嬉しい限りです。
改めてこんな戯言に付き合ってくれてる皆々様方、ありがとうございます。
で、今回の話題ですが"マシュマロ実験から見る人の精神性"です。
マシュマロ実験とは1970年代に行われた精神性実験で、子供時代の自制心と将来の社会的成果の関連性を調査した著名な実験の事であり『戻ってくるまで15分の間食べるのを我慢してたら、マシュマロ(お菓子)をもうひとつあげる。』と云う自制心を測るものである。
自らを律してマシュマロ(お菓子)を増やせた子供は将来、社会的に高い地位を入手し、それに伴い金銭的な余裕すら入手している可能性が高いと云うものだったが、コレぶっちゃければ何の信憑性も無いものだったのが最近判明したのです。
で、このマシュマロ実験でお菓子を増やせる子はどんな子供だったかと云うと、裕福な家庭環境でありお菓子ひとつに執着する必要性が無いからと云う何とも世知辛い理由によるものだったんですよ。
これ逆説を称えるなら自身の欲求のままに行動をする人物は経済的にも貧しい環境にあり、目の前の利益を得る事だけしか見えない精神性の状態と言える訳です。
今回の話題で何故この様なマシュマロ実験の話を出したかと云うと、前回の貴族云々が主人公達に対して己の欲求のままに無理難題を吹っ掛ける故にその世界が陳腐化して崩壊したと筆者は評しましたが、その客観的な理由付けを行いたかったからに他なりません。
つまり自身の欲求のままに無理難題を吹っ掛ける権力者ってのは経済的に困窮しているが故に目先の快楽だったり利益にしか目が行かないと言える訳で、そんな権力者しか存在しない国と云うのはもう国としての体裁すら保てない状態ではないかと筆者は推測する訳です。
だって、どの権力者も自らの小さい利益を奪い合うのにやっきになっていて、国を富まそうと云う状態になれない訳ですからね……
そしてソレを目の当たりにする国民はより困窮している訳ですから、他の住み易い場所に移るか力ずくでも権力者の金品を奪う為に獣のように自らの欲求に従う事になる訳ですよ。
つまり物語を作る上で権力者は自らの欲求の押し付けを主人公に提示してしまうのは何も考えないで使用すれば世界崩壊フラグになってしまうと云う事だ。
ってか、そんな国民すら困窮で余裕すら無くしてる状態で外も安心して歩けない土地じゃ、世紀末覇者伝説の如くバイオレンス展開しか不可能ですよ……
これが権力者の一部だけであればそれを抑える反対勢力としてより印象付けるスパイスになって役立つし、もしくはその様な行動を主人公に提示する事により物語に深味を持たせると言った事も可能でしょう。
しかし集団全体が自制心の無い行動によって動いているとなると、物語の主人公からしてみたら害はあっても利を持って来ない邪魔な集団でしかありませんから、無視するか排除するかの二択しか有り得ない訳です。
毒も上手く利用すれば薬としての用法があるのは確かですが、何も考えず利用したのなら毒は毒のままって事です。
今回の投稿は前回モヤっとしたまま語れなかった部分の補足的な覚書なので2000文字にも満たないどうしようも無い戯言な覚書で本当申し訳なく思います。
こんな戯言ばかりのエッセイもどきですが、今後ともお付き合いくだされば幸いです。
ではまた次回、何かしらネタを見付けましたら……
駄文な戯言に付き合って頂きお疲れ様でした。
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