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異世界から戻ったおれが、双子の姉の姿になっていた件。  作者: ねこた まこと
一章 異世界から戻ったおれの新しい日常☆

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再入院


自宅で、倒れてるところを瞳子に発見され緊急搬送された夕陽は、父によって精密検査をされていた。


搬送されてから、二時間近くたち、検査を終えた優に瞳子は、検査結果を訊ねた。

「 どうだった?」

「 わからん」

「 わからない? どうしてよ」


瞳子は、優に詰めより、怒鳴り散らす。



「 あんなに辛そうにしてるのに、原因がわからないなんて事あるの!」


瞳子は、夕陽の病室を見る。遠目だが、高熱のせいで荒い呼吸を繰り返してるのがわかる。医者としても、母親としても何もしてやれないという苛立ちから怒鳴ってしまう。

でもその苛立ちは、優だって同じなのだ。


「 そがに ( そんなに) ぎゃんぎゃん言わんといてくれ、俺だって、腹立つわい。血液からCTまで撮った。やれる検査は、したけど、術後と結果は変わらん。人よりちいと ( ちょっと ) 免疫力がないうだけじゃ。どうせいゆうんじゃ!」

「 なによ」


二人の言い争いがヒートアップしかけた時、女性看護師が二人の間に割って入った。


「 あの夫婦喧嘩でしたら、ご自宅でやって下さい。他の患者さまにも迷惑になります!」


 女性看護師は、ピシャリとそう言ってから、夕陽の状態を報告する。



「 夕陽さん。少し熱下がって落ち着いてます。 それと、瞳子先生少しいいですか?」

「 ええ、いいけど」

「 じゃ、ちょっと、こっちに来てもらってもいいですか?」


女性看護師は瞳子を手招きし、ある事を伝えた。


「 あら、本当?」

「 ええ、なので...…を用意して頂きたいんですが」

「 わかったわ」


瞳子は、了承すると夕陽の荷物を取りに自宅へ戻る為、バス停に来ていた。



「 着替え少し多目が、いいかもしれないわね」


瞳子は、そうひとりごちると、夕陽の着替えを買い足す為に、バス停を離れて、病院近くのスーパーに寄る事にした。


「 やれやれ、こんな事なら早めに準備しとくべきだったかしら」


瞳子は、ボストンバッグに詰めたある物の事を思い浮かべて苦笑いする。


瞳子は、夕陽の病室へ入ると目を覚ました夕陽が、瞳子を見るなり難しい顔して、手招きした。


「 母さん」

「 どうなの気分は?」

「 まだ、だるい。それより」

「 あのね。 おれ」

「 生理になったんでしょ」


検査後、パジャマの汚染に気がつき着替えさせてくれた看護師から報告を受けてたので、瞳子はあっさり指摘した。

だが、夕陽は思春期だ。自分の体の変化に戸惑う上に恥ずかしいはずだ。

案の定、熱のせいで赤い顔が更赤くなって、熟れたトマトのようだ。


「 う〜そんな、あっさり言わんといて」


夕陽は、恥しさのあまり顔を隠して言う。

瞳子は、夕陽が恥ずかしがっているので、おちょくる事をせずに訊いた。


「 処理は、上手く出来たんでしょ?」

「 一応、教えてもらった通りにね」


――うう。パンツの中が血で染まってて、悲鳴あげちゃったのは、秘密にしとこ。

と夕陽は、トイレに行った時を思い出していた。


 瞳子は、あわあわしてる夕陽にボストンバッグからある物を出した。


「はい、生理用ショーツ。こっちのが、ナプキンずれないから、」

「 これに、履き替えるの?」

「 出来たらね」

「 わかった」


夕陽は、ふらつく体を起こしてトイレに行こうとする。


「 点滴あるからついて行こうか?」

「 平気」


夕陽は、そう言って、ゆっくりとトイレに向かった。

瞳子は、夕陽を見送りながら、ボソッと言った。


「 だんだん、女の子らしくなっていくわのね。 やっぱり、林原くんのおかげなのかしら」


瞳子は、雫に頼んで林原くんに、お見舞いに来てもらえるよう、頼んでみようと思った。


「 好きな人の前で、あわあわする夕陽見て見てみたいわね」


そんな事を言う瞳子だった。





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