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異世界から戻ったおれが、双子の姉の姿になっていた件。  作者: ねこた まこと
一章 異世界から戻ったおれの新しい日常☆

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猫バカな彼女

番外編的なお話です。


おにゃんこさんのセリフに、括弧で訳をつけてます。


「 おにゃんこさん、ふわふわにゃー」

「 んなな」



ある日の拓人の部屋では、勉強後のストレス解消と称して、夕陽がおにゃんこさんをモフモフしていた。


「 僕も猫好きだけど、そこまで、出来ないな。そもそも、猫の毛に顔よく埋められるね」

「 おれも昔は、ありえないって思っとったよ。 猫飼うまでは。でも、実家で猫飼いはじめた時に、ふわふわな毛に触れてたら、普通に触るだけじゃ満足出来なくなったんよ 」


 夕陽は、おにゃんこさんの肉球をクンクンしながら言う。

夕陽の顔、幸せいっぱいだ。例えるなら、幼子が大好物の食物を食べてる時のように、満面の笑みを浮かべてる。


そんな夕陽とは反対に、拓人は嫌な顔しながら言う。


「 理緒もそれやるけど、そんなにいいの?」

「 いいよ〜匂いがたまらん。あと、このプニプニが、気持ちいい」


 ヘニャヘニャな笑顔で、肉球の魅力を力説する夕陽を呆れ顔で、見つめる拓人。


「 全くなあ、猫好きもそこまでくりゃ、猫バカもしくは、にゃんこバカだな」

「 いいじゃん。 好きなんじゃもん」


夕陽は怒ったように言うが、顔は、ヘニャヘニャな笑顔のままである。

 だが、おにゃんこさんは、夕陽にベタベタされて少々迷惑そうである。


「 んなな。んな! ( 夕陽、下ろして)」

「 ごめん。下りるの? はい、よいしょ」

「 んなーん。 んな。( それより、撫でて)」


 おにゃんこさんは、大の字に寝転ぶとお腹を見せた。

 夕陽は、おにゃんこさんの頭や喉を撫でる。おにゃんこさんは、喉をゴロゴロ鳴らしてご機嫌である。


「 夕陽さ。おにゃんこさんと戯れるのもいいけど、僕を構ってくれないのかな?」


 拓人は、意地悪な笑みを浮かべて、夕陽にそんな質問を投げ掛けた。


「 もしかして、怒っとる? 」


夕陽は、おにゃんこさんを撫でるのを止めると、恐る恐る訊いてみた。


「 別に怒ってないよ。ただ、夕陽をおにゃんこさんにとられた気がして、焼きもち焼いただけ」

「 んもー、おにゃんこさんに、焼きもち焼かんといてや。 怒ったかと思って、焦ったじゃん」


夕陽は、拓人の背中をポカポカ叩くとプーッと膨れっ面になりプイッとそっぽを向いた。



「 ごめん。おにゃんこさんにもう焼きもち焼かないから。機嫌直して」

「 ほんま?」

「 ほんま。ほんま。だから、こっち向いて」


夕陽は、拓人の方に向き直る。やや膨れ面で拓人を見ている。完全に機嫌が治った訳ではないが、


「 なら、許してあげる」

「 よかった」


拓人が、安心したところで夕陽は、おにゃんこさんを抱っこして、こうおねだりする。


「 おれは、梅屋の三色団子が食べたいにゃー。今すぐ、買いに行くにゃー」

「 んななん」


 と夕陽のおねだりに合わせて、おにゃんこさんの合いの手付き。

 

――こんな事どこで覚えてくるんだ。


夕陽の可愛い行動に、負けた拓人は、和菓子屋さんに行く事にした。


夕陽は、しばらくこの方法で、拓人におねだりするのは別の話である。




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