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999回死んだ転生者  作者: 鹿郷 怜
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0話 俺は転生者である。

俺は転生者だ。


それもただの転生者じゃない、今まで様々な世界、様々な種族に転生した経験をもつ、いうなれば転生者の常連だ。



【転生】


それは主に漫画、小説などに使われる単語だ。

事故などで死んだ主人公が魔法や異種族、エルフやドラゴン等が実在する異世界に新たな人物として転生すること・・・現在の俺みたいな奴に当てはまる言葉だ。


元々、俺は日本に暮らすごく普通の男子高校生だったんだがある日、事故にあって死んだ。


だが、目が覚めると元いた世界とは全く異なる世界、モンスターや魔法は存在する世界に赤ん坊として転生していた。


この事を異世界転生系の漫画やらが好きな奴が聞いたら俺も強い能力を持って異世界に行って無双してみてぇー、なんて思うだろうが・・・









やめとけ転生するなら普通の転生じゃなくて神様転生にしとけ。


チートな能力やらアイテムがをもらえる【神様転生】と違いただの【転生】の場合は能力等を何も持ってない場合が多い、てかほとんどない、実際に5歳ぐらいの時に自分になんか特殊能力がないか試してみたんだけど・・・結果、能力なんて無かった。


別に身体能力が上がってるわけでもないしどんな魔法でも使えるようになってたわけでもない。

まあ、普通の5歳児だった。


で、その後この世界ではファンタジー系の話で定番、モンスターを倒す【冒険者】という職業が存在する世界だったんで俺は15歳になると同時に冒険者になってみたんだけど・・・



結果は初クエストで死亡


初心者向けの討伐クエストだったのだが強さボスクラスの魔物(モンスター)が現れたんだ。

で戦闘開始するが一瞬で敗北ゲームならまだチュートリアルでやられても強いキャラが倒してくれたりするがそんな事はなくそのまま食われて死亡。


こうして俺の第二の人生は15年という短い期間であっけなく終わりを迎えたが・・・




次に目が覚めると俺はまた赤ん坊だった。


それから成長しその世界は俺が元いた世界の19世紀のフランスによく似た世界だとわかった。ちなみにその世界で俺は割と裕福な家庭に不自由なく暮らしてた。


・・・が、18の時にその世界では不治の病とされる病気になり死亡した。


俺の三度目・・・異世界では二度目の人生はこうして終了した。


更にここから転生を繰り返していくのだが・・・これ以上言ったらキリがないんで終わりにする。





・・・なぜ、今そんな事を思ったのか分からないが取り合えず俺は目の前の敵に集中する。


『カロロロロロロ‼』


変な鳴き声でなく巨大な怪鳥に俺は腰から剣を抜刀し向かっていった・




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