恥ずかしぃぃぃぃごぁぁご!!
恥ずかしぃぃぃぃよぉぉ!
——でも無いんだよな。
ちゃんと読んでいる貴方なら分かると思うけど、俺は主人公を辞める事ができる。ちゃんと読んでいる事を願ってるから、何で主人公を辞められるかはあえて言わない。
だから俺は進展していかなくてはならない。
メメナと向き合って行かなくてはならない。
そして今、メメナと変わって行くチャンス的なのがやって来た。
それはズバリ服選び!
まるで神がこのチャンスを授けてくれた様だ、あぁ…神よ、ラーよ、ホルスよ、天照よ。あ、やべっ、俺が神にお礼とかシャレにならん、主人公枠増えるかもだし。
これでメメナとの変わらない関係に終止符をつける、そして進まない物語に終止符をつける。そしてこれから主人公をやって行くぜ。
ハッピーエンドへいざ行かん!ブルズァイ!
「あの〜お客様、まことに申し訳ないのですが、店内でその様なポーズをされると困るのですが……」
「え?ぁあっ!」
私的されて気付くと、俺は天井に指を差し堂々と仁王立ちしていた。
キャー恥ずかしい!何やってんだよ俺は!
「すいませんでした」
店員さんにぺこりと礼。
「あっ、いえ、分かっていただければいいです、お引継ぎ可愛い彼女さんへの服選び頑張って下さいね」
「あ、はい、ありがとうございます」
俺の照れた言葉を受けた店員さんは、にっこりとスマイルを浮かべると、再び店内を徘徊する。
いや〜、営業スマイルだろうけど可愛いもんは可愛いな。
俺は店員さんに言われた通りにメメナの服選びを続行する、でも考えている事はあの店員さんだ。
あんなに可愛いなら彼氏とかいるんだろうな、男がほっとかないなあの可愛いさは、うん。ってかあんな可愛い店員さんに俺ってば話し掛けられたの?やっぱり主人公の特権?いやー、主人公も捨てたもんじゃないっすなー、なはははは……あれ?そういや店員さん、何で俺がメメナに服選びをしてたって分かったんだ?
俺はそれを満たす一つの条件をすぐ見つける、それは俺にとっては嫌な可能性、俺にとってはかなり恥ずかしい可能性、それは——
まさか店員さん、…俺の動向を見てた?…え⁉あの挙動不審とか⁉あの小心者プレイとか⁉あのメメナとのやり取りとか⁉
「はっ‼」
急速に視線を感じた俺はすぐさま左を向く、遠目ながらも、そこにはにっこりして会釈するあの店員さんが……それが意味する事はただ一つ……
「全部見られてたーぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ亜まあまぁぁぁぁぁぁ恥ずいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぁぁ‼‼‼」
店内に響き渡る叫び、それは店内を飛び越えショッピングモール全体、そしてイオン全体に響き渡る————