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詩集

大海に抱かれる

作者: ロースト

新しい自分のために。




今、視界いっぱいに広がる蒼は透明感があり、さわやか。それなのに、感覚が伝える脳に伝える情報は冷たく、痺れるような、すぐに感覚を失う。


そう、水中だ。

凍寒の海。



普通なら、心臓麻痺でも起こして死ぬところだろうか。

残念ながら、俺の身体は丈夫なので、そのような不思議体験をしない。


大気と水中の境。

境界線、ボーダーライン。


その水面に、映る空は随分とぼやけていて。

絵の具を零して書いたような、輪郭など関係ない、配置だけの風景。


月の光が、希望となって視界に映りこむ。

耳元で ごぼっ と大量の空気が漏れる音を聞いた。


それから少しして水中から顔を出す。

 冬の夜のダイビング体験。


ちょっとした好奇心でしたけど、

 明日かぜひきそう。



さあ 家に帰ったら、お風呂に入って、

部屋を暖かくしながら温かいコーヒー飲んで寝よう。


今日の俺は死んだんだ。

 明日はまた新しい俺で生きるため、これ以上の夜更かしは止そう。



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