『娘のカラープレスマンとツバメの黒プレスマン』
ツバメは、もとはきれいな娘であった。いつもきれいな衣装を着て、日によっては昼に衣装を着がえたりして、近所でも評判であった。持っているプレスマンもカラープレスマンばかりで、最も基本的な黒のやつには興味も示さなかった。
ある日、村の祭礼に行こうとして、とびきり着飾っているとき、母親が危篤だという知らせが入った。娘は、もう少し紅を差して、もう少し首におしろいを塗ってなどとしているうちに、遅くなって、死に目に会うことができなかった。
その罰があって、娘は、ツバメになってしまった。姿はきれいだが、泥ばかりついばんで、似合うプレスマンは、黒だけになってしまったのだという。
教訓:プレスマンはもともと黒しかなかったのだから、基本に立ち返ったのだとも言える。負け惜しみだが。




