最後の一節
"イルカが来たよ
この街に
正しいとは
悪に囚われないこと
13を恐れるな
6を恐れるな
貴方が敬虔なカトリックで
ないなら"
小松崎太志は
この一節が
忘れられない
完璧な人生設計
カタルシスのない毎日
6.13に拘るのは
ホラー依存した
思春期くらいだ
だからこそ
子供向けに制作された映画の
この最後の一節が
忘れられない
全米で3位、全英で2位
二週目でどちらの国でも圏外
日本では7位
大したヒットもしなかった上に
製作費をかけ過ぎたと非難された
この映画の末路も恐ろしい
監督も脚本家も
三大国際映画祭で
グランプリを総なめする
作品に携わり
今では若き頃の佳作と
評されている
子供達に本当を知らせる
実験的映画
結局ブルーレイや配信が売れて
この作品は元をとった
だから最後の一節が
人生は気ままにと
強く推してくれている
気がする