あなたへ
あなたはまるで
澄み切った
冬の夜空
そこには
必然なんてない
不動でいて
賑やかで
静寂から
音符が降り
力強くて
繊細
寒々しくて
暖かい
たった数ヶ月
透き通る夜空
見上げると
そこには
あなたのステージが
月や星達を
輝かせる裏方
月はあなたのおかげで
今日も気持ち良さそうに
光線を放つ
星達はあなたの隙間から
ありったけのボリュームで
楽器を奏でる
私は腕を伸ばして
あなたを感じる
あなたの呼吸を
孤独でも誇りに満ちた
落ち着いた呼吸を
今日も感じる
あなたはまるで
澄み切った
冬の夜空
私は月でなく
星でもなく
あなたを感じたい