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第5話

抵抗する気を無くした男たちを尻目に俺は村長らしき男に近づく。男は腕を切り飛ばされて地面に這いつくばりながら喚いていてその光景はあまりにも見るに耐えない。


「くそ……くそ!絶対殺す……!」

「おいおいーそんな物騒なこと言うなって」


俺は笑みを浮かべながら再び魔力を操作してククリナイフを構成した。それを見た男は震えながらも魔法を唱えようとするが痛みのせいか集中しきれていないようだ。


「俺の質問に答えてくれたら殺さないでやるよ」

「そ、そんな脅しになど!」


それを聞いて俺は躊躇うこともなく無抵抗だった他の男の腕を切り飛ばした。


「すまんすまん、加減を間違えた」


叫び声とともに無抵抗だった男はあまりの痛みにのたうち回る。すぐに魔力を操作して切り飛ばした腕を引っ付けてついでに痛みを消した。


「い、痛くない……?」

「ついかっとなってやった。反省はしてない」


俺は気を取り直して村長らしき男にナイフを向けてもう一度問いかけた。


「さてそれじゃ続きだが……これ以上無駄な抵抗でもするか?」

「くっ……!」


実力の差を見せつけられてもなお抵抗する意志があることに正直驚いているがだからといって見逃すわけはない。


男はしばらく俺を睨み付けていたがやがて諦めたように項垂れた。


「正常な判断だ」


一言そう言って俺はナイフを下ろした、だが男は諦めていなかったらしくすぐさま魔力を収束させて放とうとする。


「だから言っただろ無駄な抵抗だと(・・・・・・・)


収束している魔力に手を加えて男が放とうとしていた魔法を手元で解放させてやった。勿論威力は少し落として死なない程度の怪我を負わせる。


運悪く炎魔法を放とうとしたらしく、暴発させられた魔法のせいで顔に大火傷を負うことになった。


「さっきの言葉は嘘だったのかー」

「き、貴様ぁ!!」


棒読みで男にそう言うが勿論分かりきった上での行動だ。それに引っ掛かった浅はかな男に笑いを堪えるのが精一杯だ。


「アリシア、この男をどうする?」


火傷を負い地面をのたうち回っている男を見てアリシアは何か考え込んでいるようだ。しばらくしてアリシアは口を開いた。


「私に二度と関わらないでください。村のことはあなたにお任せしますよ」

「だ、そうだ……良かったな殺されなくて」


そう言って俺は男の顔を治すために男に手を当てた。その部分から徐々に火傷を治していきしばらくする完全とは言えないもののある程度元に戻った。


傷を治された男は訳が分からないような顔で俺を見ていた。


「……お前はいったい何なんだ……?」


その問いに俺は少しだけ悩んでからこう言った。


「通りすがりの一般人だ」


そういうと後ろでは何故かアリシアが笑っていたが意に介することなくその場を立ち去ることにした。勿論その後ろをアリシアはついてくる。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「……何がどうしてこうなった……!!」


場所が代わりここはアリシアの屋敷の部屋だが俺はアリシアに押し倒されている。アリシアが馬乗りになって俺を見下ろしているその目は熱浮かされているような熱いまなざしだ。


簡単に説明すれば屋敷に戻ってきて部屋に入って寝ようとしたらアリシアが襲ってきた。


「ど、どいてくれないか?」

「重いですか?」


体重のことを言っているのではなく単純に気恥ずかしいのだがその意を組んでくれてはいないようだ。


そうしている間にもアリシアは俺の胸にしなだれかかってきた。位置的に色々まずい状況になってきている……!


「……私はあの状況で助けてくださったことも嬉しいのですが、それよりももっと良いことがあるんですよ?」

「それはなんだ……?」


理性を全力で動員させて状況に流されないようにしながら何とか質問するが結構難易度が高い。


「それは……ゼロ様が『俺の女』といってくれたことですよ」

「確かに言ったが……その場に介入するいい言葉がなかっただけで……」

「ですがそれでも嬉しくて……あの場で少しですが……濡らしてしまったのです」


アリシアは顔を真っ赤にして俺から目をそらしてそっぽを向いた。何がとは聞けないしそんな余裕は俺に残っていなかった。


「それからずっと体が熱いので……静めてください♪」

「まだ知り合って初日だぞ……!?」

「私は好きになってしまったんです!それに……ゼロ様なら何をされても大丈夫ですから♪」


そんな可愛いことを言われるとそろそろ限界を越えそうだ……!


「うふふ……ゼロ様のここはもう我慢できないそうですよ♪」


アリシアがそう言って俺の熱をもった物触ってそう言った。その瞬間何かが切れる音が俺のなかで聞こえた。


そのままアリシアを引き寄せて唇にキスをした。


「そこまで言うなら覚悟は出来ているんだよな?」

「はい♪優しくしてくださいね?」


そして俺らはそのまま欲望に身を任せて夜を過ごしていった。

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