精霊魔導士の兄貴! 1話
これを書いた日はとても寒い日でした、ですが、立派に書けたので自分的にはいいと思います!
妄想
今日は何かが起こると、朝ご飯を食べながら思っていた。その何かは分からないが多分、すごいことだろうな、と、小学4年の俺は思っていた。
25世紀8月10日事件は起こった。
いきなり、隣の家の犬たちが吠え出した。所構わずまたその周り、そのまた周りの犬たちが吠えた。
短いようで長いようだった。あちこちで携帯の緊急地震速報が鳴り響いた、俺もすぐ逃げようと思ったが、小4の俺にこの出来事は何が何だか分からなかった。そして…
「ゴゴゴゴゴゴゴォォ!」
凄まじい音で家や電柱、地面もろとも破壊した。が。なぜか俺の家は無事だった。あんなに凄かったのにどうして?と思いながら、家を出た。いや、出てすぐ戻った。
その時見た光景は言葉では言い表せないような光景が広がっていた、簡単に言うと。
俺の家の前できっぱりと、無くなっていた。いや、無くなるというより落ちたと言った方がいいだろう。
落ちた、とゆうのは地上のものが地中に落ちた感じである。
次第に俺の息は荒くなり何も考えれなくなった。何もここまでしなくても。どうして…。
☆☆☆
あれから3日後、小4の俺は決心した、生きている人を探そうと考えた。学校の友達はもういない、家に電話もこない、誰もこない、死んでも良いと考えたが。
俺は、家の裏口に周り、そこから出た。歩き出した。しかし、誰もこの町には住んでいなかった。
随分長いこと歩いた、喉も渇いたし、お腹も空いた、死んじゃうのかな…と考えたその時。
1人の女の子が道に倒れている、背中に何かを背負っていた、俺はとっさにー
「大丈夫!?あるける!?どっか痛い!?」と俺は小4の体は喋った。
しかし、返事がない。泣きそうになる。目の前に人がいるのに動かないなんて。
だが、その背負っているものがきになる、降ろそうとしたその時。
「ぅっう、ぃたぃ、」
少女が小さな声でゆって、どこが痛いのか分からないが痛そうだった。
「ねぇ!大丈夫!?おきて!起きてってばぁ!」
「苦しいぃ、水が欲しいぃ、持ってきてくれないぃ?」
分かったと返事をして、近くの公園の水を汲み出した。慌てていたのか思うように手が動かない。やっとの事で水を持ってきた。
「のんでいいよ!ほら!大丈夫だよ!」
ありがとう、と言いながら水を飲んだ。
そして…
「はぁー、生き返ったー!水霊パワー回復!
…、…、…。って、ここどこ!?」
「ここはー、どこだろう…そして、君はだぁれ?」
「私はねー、水霊魔導士水の賢者その名もヒュペリオン・ローマネー・クリスチャー・サイレント・なんとかこんとか・ルリ!普段は霧島瑠璃子なの、覚えた?そして君は?」
「僕の名前は霧島零次よろしくー」
「そうですか!あなたが!私の父の息子さんでしたか!ほうほう!これからよろしくね☆」
ん?なんかちょっと意味が分からなかったような、分かるような、いや。分からない。
「あのー、お父さんを知ってるの?あなたとどういう関係?何様?神様?」
自分でも何言ったか分からないが、すごい変なことを言ったと思う。
「あー、聞いてないんですか?私と一緒に闇精霊を倒すって!」
「あの…人違いじゃ…。」
いや、今わかった。これは、僕死んじゃった系の物語とゆうことが。
「違いますよ!死んでないですよ!お兄ちゃん!」
うん。死んだな。
「えーと、あのー、どういうとこでしょう?」
「もう!分かんない人だなぁ!こういうことよ!」
急に立ち上がり、手を上げた。
「水魔より与えしこの力、この身体に与える事を契約承認する!ルリ!変身!」
目の前が真っ青になり、その姿を現した、本当に、魔法使いなのか?それとも、神様なのかな?
突然、後ろから…
「きみぃ、霊能力者だねぇ、私とバトルしない?この、闇霊魔導士闇の賢者、私の名は、ジャスティン・ローライズ・グライ・グレイ・なんとかこんとか・トモカ!通常は、安藤夏。きみぃを倒しに来た。」
うわぁすごいの来ちゃったよこれ!
感動名シーンだよこれ!
と、ルリは言いながら自己紹介。
「来たか、私の名前は、なんとかこんとか・ルリ、あなたに倒されに来た!」
いやダメでしょ!倒されちゃ終わりだわ!
「で?貴様は誰だ?」
「僕は、霧島零次。それで、貴方はな、に、し…に…。」
次第に声が出なくなり、立てる気力もなくそのまま倒れ。死んだかの様に眠った、らしい…。
☆☆
あれから何日経つだろう、いや、何年経つだろう、そして…。
「ここはどこ?」
あちこち振り向いたが、誰の気配もしない。
ここはどこなんだ?身体のあちこちが痛いがしかし、今はどうでもいい、いつなのかが知れれば問題ない。だが、どうも新聞やカレンダー的なものはない。
ガチャリ
誰かが部屋に入ってきた。
「貴方は…、誰?」
いや、本当にだれだこの人。結構大人っぽいし、中学生か?
「えっ?覚えてないの…?どうしよう…。」
えっと、なんか、気まずいんですけどー!
これは…俺が悪いのか?いちよう、誤ってみるか。
「ご、ごめん。覚えてないんだ。本当ごめん」
「いや、悪いのはわたしのせい。勝手に貴方を精霊魔導士にしたから…。でも!それしか貴方を救えなくて…。ごめん…。」
その後にいろいろ聞いたが理解出来るまで時間が足りない。しかし、理解したことは、あの時の震災の後に力尽きて2年半も目を開けなかった。という事くらいだ。それに、精霊魔導士?なんじゃそれ。
「しょうがない、これを見て。」
何が始まるんだかわかんねぇよ、まったく、何やっても分かんないもんは分かんねぇよ。
「水魔より与えしこの力、この身体に与える事を契約を承認する!ルリ!変身!」
青い光がルリの身体を包む。
「はっ!お前!分かったぞ、霧島瑠璃子。通称ルリ。水霊魔導士!」
「おぉ!よかったぁー!死ぬかと思ったぁ。」
なんでだよと突っ込みたかったが許す!
「それで、俺は水霊魔導士になったのか?」
「違うよ!でも、まだ、それしか分からない。世界に1人しかその魔導士は存在出来ないの、だから、水霊魔導士ではないんだ!」
ほうほう、ということは、俺は世界に1人か…。
「フッフッフッ!はっはっはっ!この俺が世界に1人しか存在しない素晴らしき存在。我が名は…。考えとく…。」
「思いっきり中二病だなぁ、あっはっはっはー、こんな事もあろうかと考えて置いてるよ☆」
2分後!
「あんたの名前は!シュバルツ・ティガー・ヒュペリオン・なんとかこんとか・レイ!分かっか!」
「かっけぇ!その名前もらっていいのー!?」
やべぇ、嬉しい。ん、てか、俺の精霊魔導能力はなんだ?
「ちなみにどうやったら見れるんだ?」
「えっとね、契約の承認が必要なんだよね。ってことで、貴方には眠ってもらってその間にそいつと脳内バトルをしてもらう!しかし、負けたら終わりです!」
うわぁ、災厄のパターンやんけ!
だか、しょうがないか…。
「どんな事が起きても眠りにつくんだよ!」
へーい、と俺は言い布団の中へもぐった。
!!!!!!!
眠りにつきそうになったその時!
突然、この家の警報が鳴った。
「緊急事態発生、緊急事態発生、避難してください。」
なんで!?どんな緊急事態!?気になりすぎて眠れねぇ!しかも!なに!?避難とか言われてるし!?
しょうがないし、寝るしかないな…。
☆
3時間が、経って目が覚めた。
すごい眠かったのか、あくびが2回連続で出た。
嫌な予感だな。
奇妙だ、実に奇妙なんだなこれは。
ふと、左下を眺めてみる、がしかし、左腕の感覚がない。
今この瞬間、俺に左腕が無いことが分かった。
「うぅーおぉーーー!なんじゃこりゃ!」
俺の身体の一部がなくなってる!?どういう事だ!?
まじかよ…。
っあ!そうだ、ルリに聞いてみよう、そうだな、それが一番だ。
「ガチャリ」
「ただいまぁー!どうかしたの?」
「おい。なぜ…俺の腕が無いんだ…。おぉい!どうしてだ!」
ルリは下を向いて、黙っている。
でも、これは俺には分からない、何としても聞き出さなくちゃ。
「なぁ!頼む!教えてくれ!」
なんで下向いてばっかなんだ…。
くそっ…!
この話を読んでもらってありがとうございます!小学生の時の卒業アルバムをみてたら、泣きそうになった、小林亮太です!
はい、謎な自己紹介はそっと置いといて!
この作品は自分の中でやりたかった事を文にして書いたものです。この作品に共感できる人がいたらとても、嬉しいです!
これからもころしくお願いします!